ドジャース・大谷 吉兆14本の柵越え!因縁Bジェイズ指揮官の“口撃”に「ガレージにあります」

[ 2025年10月25日 01:30 ]

フリー打撃で快音を響かせる大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースとブルージェイズの第121回ワールドシリーズ(WS、7回戦制)が24日(日本時間25日午前9時開始)に第1戦を迎える。ドジャースの大谷翔平投手(31)は23日(同24日)、舞台となる敵地でフリー打撃に臨み、33スイングで推定飛距離150メートル弾を含む14本の柵越えを放った。3本塁打&10奪三振でMVPに輝いたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦の前々日にも同じく14発&150メートル弾を放っており、“吉兆”に背中を押されて出陣する。

 ロジャーズ・センターのスタンドに次々と打球が飛び込む衝撃音が鳴り響いた。大谷がWS開幕前日に敢行した今季2度目のフリー打撃。圧巻は27スイング目だ。高々と舞った打球は右翼5階席手前の壁に当てる推定飛距離150メートルの超特大弾。見守った同僚から感嘆の声が上がった。

 「試合が1週間くらい空いている。どの程度、1戦目の1打席目から発揮できるかは自分の中でもまた一つ挑戦」と直前の会見で語ったが、バックスクリーンのビジョン直撃弾など33スイングで14本の柵越えを数えた。

 3本塁打と、7回途中無失点&10奪三振の投打の活躍でMVPに輝いたリーグ優勝決定シリーズ第4戦前々日に行った今季初の屋外フリー打撃でも、同じく14本の柵越えと150メートル弾を放っており“吉兆”だ。二刀流で歴史的活躍を再現できれば、98~00年ヤンキース以来の21世紀初のWS連覇、日本選手では09年松井秀喜(ヤンキース)以来のWSのMVPも見えてくる。

 笑顔あふれる“前哨戦”もあった。ブルージェイズは23年オフに移籍先の最終候補に残った。当時、大谷との面談に同席したジョン・シュナイダー監督が「我々との面談で持って帰ったブルージェイズの帽子とデコピン用のジャケットをそろそろ返してくれたらいいんだけどね」と冗談めかした。その話題を振られた大谷は「うちのガレージにあります。大事に取っておきます」と笑い、「素晴らしいチームという印象。こういう舞台で対戦できるのは素晴らしいこと」と敬意も示した。

 デーブ・ロバーツ監督は本拠地に戻る27日(日本時間28日)の第3戦先発をグラスノー、28日(同29日)の第4戦を大谷に任せる可能性について「完全に決めていないが、多分その方向になる」と示唆した。大谷もブルペンで40球を投げ、シートが敷かれたマウンドでシャドーピッチングも行い第6戦以降に向けて感触を確かめた。

 32年ぶりのWSを迎える敵地トロントでは大ブーイングが予想されるが「それをまた力に変えていこうかなと思う」と力強い。昨秋のWSは第2戦の盗塁で左肩を脱臼した影響で本来の力を発揮できず「去年は(検査などで)チームのみんなと一緒に遠征に行けなかった。今年はまた新たな経験」と言った。連覇だけに真っすぐな視線を向けた。(柳原 直之)

 ≪“トリプルMVP”は史上2人目≫リーグ優勝決定シリーズMVPの大谷がWSでもMVPを獲得すれば、同一シーズンでは22年のジェレミー・ペーニャ(アストロズ)以来、3年ぶり10人目。さらにレギュラーシーズンのMVPも受賞する“トリプルMVP”となれば79年のウィリー・スタージェル(パイレーツ)以来、46年ぶり2人目の快挙となる。

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