侍ジャパンと初の強化試合を行う韓国代表がメンバー発表 日韓戦でのいくつかの「取り組み」

[ 2025年10月21日 11:00 ]

4月の会見での侍ジャパン井端弘和監督と韓国・柳志炫監督(ストライク・ゾーン提供写真)
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 【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】

 来月東京ドームで行われる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(東京ドーム)に出場する韓国代表メンバーが12日に発表された。

 8日に発表の野球日本代表・侍ジャパンが28人なのに対し、韓国は35人と多い。韓国はプレミア12、アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)といった正式な国際大会でも登録選手の他に数選手を、経験を積ませることを目的にチームに同行させてきた。

 今回、韓国は日本戦の前週にソウルでチェコ代表との強化試合(評価戦)を行う。そのため人員により幅を持たせた。運営面での費用負担は増えるが、「若い選手にトップチームの雰囲気を触れさせたい」という韓国野球委員会(KBO)の思惑がある。

 日本にとって今回の強化試合はNPBでは未導入だが、来年3月に行われる「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では採用される3つの取り組みへの対応の場となる。

 投球間の時間に制限を設けた「ピッチクロック」、バッテリー間のサイン交換用電子機器「ピッチコム」の使用。走者と守備側の接触、衝突を防ぐための「拡大ベース」だ。

 韓国はこの3つとも昨季からリーグ公式戦で導入済み。一方で韓国はストライク、ボールの判定をいわゆる「ロボット審判」、自動投球判定システム(ABS)が行っている。韓国の選手にとって今回の強化試合は「人間の判定」による久々の本格実戦となる。

 観客席でも以前と異なる取り組みがある。2023年のAPBCでは参加する韓国、台湾の応援スタイルに合わせて東京ドームの内野席に応援ステージを設けた。しかし内野席では立ち上がっての応援ができない。その観戦ルールを知らない海外からのファンと場内係員での齟齬(そご)が生じていた。

 当時の状況についてKBO総裁と事務総長に伝えたところ、今回の侍ジャパンシリーズで韓国側は外野指定席レフト側のF03、04ブロックを応援席として確保。韓国ファンがKBOスタイルで踊り歌いながら観戦を楽しめるように対応した。

 WBC1次ラウンドで同組(プールC)の日本と韓国。両者が強化試合で顔を合わせるのは今回が初めてだ。WBCに向けた前哨戦は11月15、16日に行われる。

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