【独占手記】ソフトバンク・近藤 ケガに苦しんだシーズン 若手に負けぬよう自分を高めて

[ 2025年9月28日 05:05 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-1西武 ( 2025年9月27日    ベルーナD )

腰の手術後、リハビリをするソフトバンク・近藤(家族提供)
Photo By 提供写真

 近藤健介外野手(32)がスポニチ本紙に独占手記を寄せた。日本ハムから移籍3年目の今季は開幕直後に腰の手術を受けて離脱も、5月末の復帰後は2年ぶりの4番を担うなどリーグ連覇に貢献。この日はコンディション不良でスタメンを外れるなど、満身創痍(そうい)の中「不屈の闘志」で連覇に貢献した。

 マジックが1桁になってからもチームは苦しい戦いが続きました。最後の最後に無理が利かない状態になりスタメンから外れることになってしまいましたが、優勝できて少しは貢献できたのかなとホッとしています。

 何度も何度もケガに苦しんだシーズンでした。治ったら、またどこかが痛くなる。最後も腰に加え脇腹の痛みで万全とは言えず、正直に言えば満身創痍(そうい)な状態でした。ちょっとかばってしまって違う動きになったり、体がついてこなくて打席の中で打てそうにないな、と思うこともありました。それでも試合に出ている以上は結果にこだわっていました。その時の最高と最低の結果をしっかり考えながら状況判断をして打席を送る。そこが投げやりになってしまうのだったら、試合に出ない方がいいし迷惑がかかってしまうと思っていました。

 開幕3連戦を終えて腰の手術を受け、2カ月弱離脱しました。ここまで長くチームから離れるのは移籍してからもちろん初めてです。昨年、終盤に右足首のケガで129試合の出場にとどまり「もう一度、全試合出場しよう」と意気込んで臨んだシーズンでした。注射を打ちながらでも…という思いもよぎり悩みましたが、小久保監督の言葉も背中を押してくれました。

 今後の野球人生のために手術した方がいいということ。8月、9月の勝負どころにいてほしいということ。おかげで吹っ切れましたね。リハビリ期間は1軍に戻るという目標があり前へと進んでいたので、つらさは感じませんでした。

 その間もテレビで1軍の試合は見るようにしていました。若い選手も出ているし、戻って対戦する投手もいる。ちょっとした気分転換としては休日に釣りに行きました。元々好きで、船に乗って玄界島まで。時期が悪く釣れませんでしたが島の人と少し交流もさせてもらいました。

 5月末に1軍復帰。その際のファンの方の歓声が凄くうれしかったことは今でも思い出します。ただ、交流戦中に今度は左かかとを痛めてしまいます。「ここから頑張るぞ」というところだっただけに悔しかったですね。

 常勝軍団であるホークスで、常に危機感を持って日々を過ごしています。体のことを心配されたシーズンでしたが、試合に出られるなら出てチームに貢献したい。ケガして試合に出ないでいると居場所がなくなってしまう。腰の手術をした時も若い選手が出ていてうれしい半面「こうやってレギュラーじゃなくなっていくんだろうな」とも感じました。もっともっと負けないように自分を高めていきたいと思っています。

 次はCS、日本一の時に貢献できたと言える成績を残したいです。しっかり戦える体で臨めるように。できる限りの準備をしていきたいと思います。 (福岡ソフトバンクホークス外野手)

 ≪9試合ぶりの欠場も「改めて凄いチーム」≫近藤は9試合ぶりの欠場となった。前日26日の楽天戦では逆転につながる同点適時三塁打を放ったが、腰や脇腹の痛みにより途中交代していた。今季は自身も含め主力が不在となる中でチーム一丸でVをつかみとった。「改めて凄いチームだなと思いますし、最後勝てて良かったです。(若手らの存在は)頼もしいですし、それと同時に危機感も感じながらですね」と喜びをかみしめていた。

続きを表示

この記事のフォト

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月28日のニュース