青学大V6へ快幕 ドラ1候補・中西が12球団20人超スカウトの前で1失点完投 楽天スカウト「即戦力」

[ 2025年9月17日 05:05 ]

東都大学野球・第1週第1日   青学大2―1国学院大 ( 2025年9月16日    ジャイアンツタウン )

青学大・中西(中央)
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 開幕して1回戦3試合が行われ、史上3校目の6季連続優勝を狙う青学大は国学院大を2―1で下した。今秋ドラフト1位候補エース・中西聖輝投手(4年)が7三振を奪い、1失点完投。最速152キロを誇る右腕は既にプロ志望届を提出しており、6連覇とともにプロへのアピールを続ける。中大と駒大もそれぞれ先勝した。

 最大のピンチで最高のパフォーマンスを披露した。2―1の9回、一打逆転となる1死二、三塁。中西が迎えたのは智弁和歌山時代の同期で4年前の夏の甲子園優勝を共に味わった宮坂だった。燃えた。カウント1―2から148キロ直球を内角に投げ込み、惜しくもボール。「いいところに投げ込めた」と気持ちを切り替え、最後は20キロ遅いカーブで空振り三振に仕留めた。

 「僕のことをよく分かっている選手を三振に取れたのは自信になる」。今秋のドラフト上位候補がひしめく戦国東都の開幕戦。ジャイアンツタウンスタジアムに12球団計20人以上のスカウトが集結した中、1失点完投し、7三振を奪った。「序盤は緊張したが、中盤以降はリミッターを外していい投球ができた」。視察に訪れた楽天の部坂俊之スカウトは「即戦力になる。間違いなく1位(指名)でしょう」と絶賛した。

 同じ轍(てつ)は踏まない。今春の開幕戦では中大に6回5失点でKO。チームも初戦を落とした。この日は気温31度の残暑で、疲れが見え始めた6回終了時だった。中野真博コーチから「代わるか?」と聞かれたが、こう言った。「春は自分のせいで負けてしまったので最後まで行かせてください」。志願の続投で121球を投げ抜いた。

 リーグ戦前にはプロ志望届を提出した。「野球を始めた頃の夢。いい結果を出して(プロに)入れれば。でもまずは日本一」。絶対エースは6連覇の先に夢の舞台を見据えた。(小林 伊織)

 ◇中西 聖輝(なかにし・まさき)2003年(平15)12月18日生まれ、奈良県出身の21歳。光陽中では橿原磯城シニアに所属。智弁和歌山では1年春からベンチ入りし、21年夏の甲子園で優勝。青学大では2年春にリーグ戦デビューし、4年春には最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインを獲得。右投げ右打ち。1メートル82、90キロ。

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