辻発彦氏 日本ハムの近藤3度敬遠はベンチが腹くくった“攻め”の采配 4番・山川斬った大海お見事

[ 2025年8月25日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―0ソフトバンク ( 2025年8月24日    エスコンF )

<日・ソ>3回、山川を打ち取りガッツポーズする伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 【辻発彦 視点】非常に緊張感のある、素晴らしい首位攻防戦だった。勝った日本ハムは3番・近藤を3度、申告敬遠で歩かせ、4番・山川と勝負。新庄監督らベンチの「腹をくくった」作戦に先発・伊藤が応えて勝利を呼び込んだ。

 歩かせる、と聞くと「逃げ」「弱気」と取られるかもしれないが、決して守りではない。攻撃的な策だ。中途半端にいくのではなく、「4番と勝負」という意思をベンチとバッテリー、ナインが共有。結果がどちらに出るにせよ、腹をくくってやるべきことをしっかりやることが大切だ。それがベンチワーク。仮に打たれても後悔することはない。

 山川は決して調子は悪くないと見ていた。やはり抑えた伊藤が見事。特に直球は球威、制球とも抜群で、11三振のうち10個を直球で奪った。うち見逃しが4個と、いかにコーナーに決まっていたかが分かる。対するモイネロは物凄く慎重な投球。4四球を与えたのも、絶対に甘いところには投げないという思いあればこそだろう。

 直接対決は残り3試合。最後の最後まで両チームの激しい優勝争いは続くだろう。(スポニチ本紙評論家)

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