ソフトバンクが4連勝 日本ハムを連破して今季最大3差 モイネロが13奪三振で完封

[ 2025年8月11日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―0日本ハム ( 2025年8月10日    みずほペイペイD )

<ソ・日>完封勝利したモイネロは捕手・海野(左)と抱き合って喜ぶ(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクはリバン・モイネロ投手(29)が、日本ハム打線から13三振を奪い、今季2度目の完封で2年連続2桁の10勝目を飾った。日本ハムの伊藤大海投手(27)も1失点完投で11奪三振。1―0決着で両軍投手がともに完投して2桁奪三振は、94年以来31年ぶりの壮絶な投手戦を制した。打っては3回2死二塁、近藤健介外野手(32)が決勝の適時二塁打。チームは4連勝で貯金は最多更新の26。本拠地11連勝で2位とのゲーム差を今季最大の3に広げた。

 大一番で圧巻の125球だった。モイネロが今季2度目の完封で2年連続2桁の10勝目。日本ハム打線をわずか3安打に封じ、13三振を奪った。

 「凄い調子も良く、コントロールが良かった。特に変化球を四隅に集めることを意識して投げました」

 チームが初めて首位に立った前回7月29日の同カードから中11日。この決戦に照準を合わせ、ブルペンで普段より多い40球ほど投げて試合に臨んだ。休養は十分。序盤は最速152キロの直球を中心に圧倒した。中盤以降は一転、変化球の割合を増やし、幻惑。最終回は再び150キロ超の直球などで押した。試合前には近藤へ「2点欲しい」と援護をおねだりしたが、1―0のまま投手戦を締めた。

 1―0の試合で両投手が完投し、かつ2桁奪三振は、94年5月10日のロッテ・小宮山悟(完封、11三振)―近鉄・野茂英雄(1失点完投、10三振)以来、31年ぶりだ。「(伊藤は)凄くいい投手ですし、野球は勝ち負けがついてしまうけど、今日は両方勝ちに等しい投球」とモイネロ。日本ハム戦は今季4勝負けなし。対戦防御率1・02と頼もしすぎる投球を続けている。

 早実では同じ左腕だった王球団会長も「投手のお手本のようなものだよな。球そのものは学べなくても、精神的なものや投球の内容は、他の投手も学ばないとね」と称えた。

 アクシデントにも涼しい顔。7回無死、投球プレート付近の土が掘れすぎていたことで、マルティネスの打席の途中に異常を訴えた。ここは自ら足で土を固める応急措置を施し、2三振を含む3者凡退。8回は整備を依頼し「良い状況で投げられたほうが良い結果が出る」と3者連続三振に切り抜けてみせた。

 1カ月ほど前から母国・キューバから家族が来日し、この日は球場に集結。今月末に帰国予定の中で最高の投球を披露した。来日9年目。来季は外国人枠から外れる。お立ち台では上達した日本語で「1、2、3、ガンバリマショウ!」と唱和。本拠地11連勝に沸くスタンドを盛り上げた。(木下 大一)

 ○…モイネロ(ソ)は今季2度目の完封勝利。球団の外国人投手がシーズン複数完封したのは11年のホールトン以来、89年の福岡移転後は14年ぶり2人目。

 ○…球団外国人投手の2年連続2桁勝利は17、18年のバンデンハーク以来7年ぶり。14、15年にはスタンリッジも達成。福岡移転後3人目。

 ○…球団外国人投手の1―0完封は64年6月14日の近鉄戦(日生)でスタンカ(南)が記録して以来61年ぶり。

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