【甲子園】京都国際は健大高崎と“前年の春夏王者”対決 史上初の歴史的好カード

[ 2025年8月4日 06:00 ]

対戦が決まった健大高崎の加藤大成主将(左)と京都国際の倉橋翔主将
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 第107回全国高校野球選手権大会(5日から18日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で開かれた。夏の甲子園大会連覇を目指す京都国際(京都)は、第8日第1試合で昨春の選抜優勝校・健大高崎(群馬)と対戦する。前年の春夏日本一校が翌年夏の甲子園大会初戦で激突するのは史上初という歴史的好カードだ。

 会場のどよめきは、歴史的一戦が実現したことを如実に物語っていた。残り6校でクジを引いた京都国際は、健大高崎の隣にある空白に吸い寄せられた。夏の甲子園大会で前年の選抜優勝校と夏の日本一校が対戦した例は過去1度しかなく、初戦となれば史上初。それほどの好カードを初戦で引き寄せ、倉橋翔主将(3年)は「よし、やってやろう」と気合を入れ直した。

 健大高崎とは3月に練習試合で対戦し、11失点の大敗を喫した。それでも小牧憲継監督は「あの時と違いますから」と言い切る。当時との最大の差は、エース左腕・西村一毅(3年)の成長にある。健大高崎との一戦では、被弾を許すなど大量失点して5回で降板した。小牧監督は「あの試合でボコボコにしていただき、このままではいけないとスイッチを入れてもらった」と証言。昨夏日本一に貢献した左腕が、さらにたくましくなって夏の聖地に戻ってくる。5カ月前とは違う。

 相手は最速158キロ右腕の石垣元気を筆頭に佐藤龍月、下重賢慎(いずれも3年)ら全国屈指の投手力を誇る優勝候補だ。ただし、3月の練習試合で石垣元と対戦した主将の倉橋は「速いな…と思ったけど意外と対応できるなとも感じました」と言った。決して強がりではない。同校は普段から打撃マシンの距離を近づけて打ち込むなど、速球には慣れている。さらに小牧監督は「先発は下重くんかなと思っています」とけん制まで入れた。

 昨夏の日本一校は、今夏京都大会をノーシードから勝ち上がり、聖地にたどり着いた。「(健大高崎の方が)はるかに強いですし、うちの方が挑戦者としてやりやすいと思う。相手は中学野球界のスター軍団、うちは雑草集団。選手がどう立ち向かってくれるか、むちゃくちゃ楽しみです」と小牧監督。歴史的な初戦から、史上7校目の夏連覇への扉をこじ開ける。 (河合 洋介)

 ◯…前年優勝校の京都国際と前年選抜優勝校の健大高崎が初戦で対戦。前年の春夏日本一校同士が翌年夏の甲子園大会で対戦するのは1983年準決勝で前年夏の優勝校・池田(徳島)と前年選抜優勝校・PL学園(大阪)が対戦して以来、42年ぶり2度目。初戦での対戦は史上初となる。

 ○…京都勢と群馬勢の対戦は過去に春夏通算14度あり、京都勢の12勝2敗。夏に限れば京都勢の9戦全勝。京都国際と健大高崎の対戦は初。

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