人生でブチ切れたことは「一回も…」 真摯な中日ドラ1・金丸夢斗“9度目の正直”でプロ1勝を!

[ 2025年7月30日 09:20 ]

21日のDeNA戦で力投する中日先発の金丸(撮影・椎名 航)
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 “9度目の正直”を狙う。7月31日の巨人戦(バンテリン)に先発予定の中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(22)だ。

 「自分の投球をすることが、勝ちにつながると思うので。あまり考え過ぎずに、やっていきたいです」

 前回21日のDeNA戦はプロ最長となる8回1失点の力投も実らなかった。150キロ超の直球にカーブやスプリットを織り交ぜて最少失点で耐えたが、無援に泣いた。打線はDeNA・東に8回零封され、天敵左腕には23年4月30日から10連勝を献上した。

 8戦未勝利4敗。8日の巨人戦は7回2失点で勝利投手の権利を得て降板したが、チームが逆転サヨナラ負けし霧散したこともあった。黄金ルーキーといえど、この状況はさすがにキツいはず。だが、取材対応など普段の様子が一切変わらない。柔和な笑みで、どんな質問にも真摯に答える好青年。「人生でブチ切れたこと、あります?」と尋ねてみた。

 「一回もないです笑。僕、自分のことを良い意味で鈍感だと思っているので。家族でも友達でも何でも何かにブチ切れるなんてことはないです」。マスコミ向けの、表向きの対応とは分かっていても、その冷静な口ぶりから、ちょっと新人離れしているなと感じた。

 その言葉は落ち着き払ったマウンドさばきに表れる。登板8試合で7度のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を記録。防御率2・41が示すように、危機を背負う場面はあっても、最少失点で切り抜けるケースが目立つ事実が冷静沈着ぶりを物語る。

 球宴休みには神戸市の実家に帰省。「両親といろんな話をしながら外食したり、近所の温泉に行ったり。いい時間を過ごせました」とリフレッシュした。

 本拠地で迎える巨人戦を見据え、「外野フライを打たせれば、と。球場の特徴もいかしながら投球していきたい。注意する打者はいますが、自分の投球ができれば、自ずと良い結果につながると思う」と金丸。9度目の登板となる今度こそ、プロ1勝をつかみにいく。(記者コラム・湯澤 涼)

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