右肩故障離脱の朗希 無期限リハビリ ド軍監督は投球フォーム改善指令「崩れてしまっている」

[ 2025年5月15日 01:30 ]

負傷者リスト入りした13日、アスレチックス戦でベンチから戦況を見つめる佐々木朗希
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 ドジャース佐々木朗希投手(23)は13日(日本時間14日)、右肩のインピンジメント症候群のため、15日間の負傷者リスト(IL)入りした。数週間前から違和感があり、9日の前回登板後に症状をチームに報告。12日の精密検査で判明したという。当面ノースローとなるが、デーブ・ロバーツ監督(52)は投球フォームの課題にも言及し、故障が癒えた後も再調整に時間を割く考え。期限を設けず、メジャー復帰へ仕切り直す方針だ。

 憧れのメジャー挑戦1年目、佐々木が途中離脱を余儀なくされた。関節付近に痛みが出る右肩のインピンジメント症候群のため、IL入りが発表された。

 前回9日のダイヤモンドバックス戦は、4回0/3を61球、5安打5失点で降板。プロ入り後初の中5日での先発で、直球の平均球速は94・8マイル(約152・5キロ)にとどまった。東京ドームでの開幕2戦目こそ最速100・5マイル(約161・7キロ)で160キロ超のボールを連発したが、米本土に戻った2戦目以降の7登板で160キロ超えはゼロ。ここ数試合は最速、平均球速ともに下降していた。ロバーツ監督は「ここ数週間、肩に違和感を感じていたようだ。我々が気付いたのは前回登板後だった」と明かした。

 指揮官は「昨日の検査で肩のインピンジメントが確認された。彼が昨年経験したものと似た状態だ」と説明した。ロッテ在籍だった昨年6月にも「右上肢のコンディション不良」で2カ月近く離脱していた。前回登板後はキャッチボールをしておらず、当面ノースローで回復を待つ。

 その後は土台からつくり直す考えだ。ロバーツ監督は「2年前、WBCで見た時の方が、もう少し体つきがしっかりしていたように感じる」とも語り、「肩の状態が落ち着き、身体的な基礎が整ったら、投球フォームの修正にも取り組むつもり。本来のものから崩れてしまっている」と方針を示した。「朗希本人にも、復帰時期の具体的な期待や期限は一切設けないと伝えた」と無期限で、メジャーで戦える態勢を整える。

 ロッテでもシーズンを完走したことも、規定投球回到達も一度もなかった。規格外の出力ゆえに、体にかかる負荷も大きい。「時期尚早」という声も上がる中、1年でも早くと夢を追ったが、早くも軌道修正を迫られた。(奥田 秀樹通信員)

 ▼インピンジメント症候群 「インピンジメント」は「衝突」という意味で、関節、腱、筋肉などの組織がぶつかったり擦れたりして痛みや障害が起きる。ド軍救援右腕コペックは同じ肩のインピンジメント症候群で開幕から60日間のILに入り、まだ登板がない。またダルビッシュは、カブス時代の18年に肩ではなく右肘のインピンジメント症候群と診断され、5月20日を最後に登板なくシーズンを終えた。

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