ヤクルト・山田 今季11打席目の初安打が“Wメモリアル”V弾 通算300号&神宮最多タイ本塁打

[ 2025年4月6日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―0中日 ( 2025年4月5日    神宮 )

<ヤ・中>通算300本塁打の記念ボードを手に笑顔を見せる山田(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルト・山田哲人内野手(32)が、5日の中日戦で今季1号の決勝2ランを放った。開幕から調子が上がらない中、11打席目で飛び出した今季初安打は、通算300号本塁打のメモリアルアーチ。神宮球場での通算167本塁打は池山隆寛2軍監督(59)に並び最多記録となった。チームは引き分けを挟んで3連勝。主将5年目を迎えた主砲が打線をけん引し、勝率5割復帰を果たした。

 白球が左翼席中段へ着弾したのを見て、背番号1がかみしめるようにダイヤモンドを回った。0―0の2回無死二塁。内角寄りに来たスライダーを完璧に捉えた。山田らしい鮮やかな放物線を描いた一発は、プロ15年目で到達した通算300号。100号も200号も本拠地・神宮球場だったが、このアーチだけは今までの節目のアーチとは違っていた。

 「やっぱ、特別な場所ですし、ここ(神宮)は。そこで打てたのはうれしい」。ただ、喜びは他にもあった。「偉大な先輩の記録に並べて良かったと思います」。これが神宮通算167本目。かつて「ブンブン丸」の愛称で親しまれた池山隆寛(現ヤクルト2軍監督)がマークした神宮の最多本塁打記録に肩を並べたのだ。

 3回表。守備に就くと「山田哲人コール」が降り注いだ。「いつも以上に心に響きました」。それほどうれしい瞬間だった。池山2軍監督も背負った「ミスターヤクルト」の称号でもある背番号1を継承。プロ入り1年目の11年当時は2軍打撃コーチで、多くを教わり、励まされ、打撃の原点を築く手助けをしてもらった。ステップする左足を上げる打撃フォームのアドバイスもそうだ。「足を上げたきっかけですし、2軍時代から凄くお世話になっている。その方の記録に並べたのは何かの縁。世の中、不思議だなって思う」

 そんな恩師が持つ球団最多の通算本塁打(304本)まであと4本。今季は3月1日の巨人とのオープン戦で左手中指を脱臼して出遅れ、2軍調整していたとき、池山2軍監督から「はよ打てよ」と言われた。だから「早く打ちたい」と力を込める。2日の広島戦(神宮)で今季初出場した後は10打席無安打。このメモリアルアーチが今季初安打となり、チームは1分けを挟んで3連勝で勝率5割とした。

 春の神宮。山田の一振りで、ヤクルトが上昇気流に乗った。(秋村 誠人)

 ≪ヤクルトでは2人目の300本塁打≫山田(ヤ)の通算300本塁打は、プロ野球46人目。チームでは池山隆寛(304本)に次ぎ2人目。初本塁打は、12年8月10日巨人戦で内海から。

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