阪神・大山 有言実行の5番 今春キャンプ中に本紙取材に語っていたこととは…

[ 2025年3月23日 05:15 ]

オープン戦   阪神3―3オリックス ( 2025年3月22日    京セラD )

<神・オ>初回、大山は2点二塁打を放つ(撮影・須田 麻祐子)
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 頼もしき“後見5番”が存在感を示した。阪神・大山悠輔内野手(30)が22日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム)で適時打2本を放ち、全3打点を叩き出した。1点ビハインドの初回に2点二塁打、8回にも同点中前打。ともに前を打つ4番・森下の凡退をカバーする一打となった。オープン戦全6打点は、すべて自身の前の打者が凡退後の適時打でマーク。打率・364まで上昇と打撃好調で、5番打者として迎える9年目シーズンへ向け、視界はすこぶる良好だ。

 大山のバットが奏でる快音に合わせ、京セラドームが沸いた。1点ビハインドで迎えた8回だ。1、2番の連打で無死一、二塁としながら佐藤輝が三飛、森下が中飛。だが心配無用。後ろには背番号3が控える。オリックス・東松が投じた151キロ直球を、鮮やかに中前へはじき返した。

 「それが仕事だと思いますし、あそこで0(点)で終わるのではなく打点を挙げることで、その前の2人(佐藤輝、森下)の気持ちも変わってくると思うので。ああいうところでのカバーは大事」

 0―1で迎えた初回2死二、三塁でも、役割を果たしていた。1死一、二塁で打席に臨んだ森下は投ゴロ。その直後に相手先発・九里から左翼線への2点二塁打だ。オープン戦全6打点は、すべて自身の前の打者が凡退後の適時打でマーク。そこに、佐藤輝、森下に続いて大山が5番に座る意義が凝縮される。

 まさに有言実行だ。今春キャンプ中には、本紙取材に「後ろに僕がいるだけで安心感がある存在になれればいい」と語っていた背番号3。28日の開幕を前に改めて、その言葉通りの存在感を示した。

 状態も良好。適時打を放った2打席は、ともに第1ストライクを一振りで捉えた。「準備というのは大事にしている。その準備がいい方向にいったと思うので、シーズンも続けていきたい。準備でいろいろ(結果が)決まることもある」。手に残る好感触を回想しつつ、開幕を見据えた。

 心身両面で、近年にない充実ぶりを示す。昨年のオープン戦は下半身の張りで開幕前ラスト4試合を欠場。一昨年は不振に陥り、岡田監督から打順固定のハク奪もほのめかされた。だが今年は違う。勝負強さに加え、打率・364(22打数8安打)。オープン戦打率・378で首位打者を獲得した20年は、シーズンでもキャリアハイの28本塁打、打率・288をマークした実績がある。「オープン戦打率3割」は吉兆だ。

 「コンパクトに行く時もあれば、大胆にいくところもある。状況をしっかり読みながら1年間やりたい。自分の中で臨機応変に。いろんなパターンをもってやっていきたい」。今季の阪神打線のキーマンは、間違いなく「5番・大山」だ。(石崎 祥平)

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