広島ドラ1・常広羽也斗 プロ初登板初先発、初勝利の権利持って降板 攻守援護受け5回1失点

[ 2024年9月15日 20:04 ]

セ・リーグ   広島-DeNA ( 2024年9月15日    マツダ )

<広・D23>初先発の常広(撮影・平嶋 理子)
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 広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)が15日、DeNA戦(マツダ)でプロ初登板初先発。5回7安打1失点とし、初勝利の権利を持って降板した。

 初回から毎回走者を背負いながらの投球。3回に無死二、三塁のピンチで1点を失ったが、菊池のファインプレーにも助けられて最少失点に抑えた。5回も山本への死球などで2死満塁のピンチを招いたが、無失点でしのいだ。

 打線は初回、5番・小園の右中間適時二塁打で2点を先制。矢野、末包、菊池と4連打でこの回4点。2回には押し出し四球で1点、さらに4回には再び小園、矢野の連続適時打で7点目を加えた。

 常広は5回にまわってきた打席で代打・磯村をおくられた。

 常広は大分出身。県内屈指の進学校である大分舞鶴で甲子園出場経験はなし。指定校推薦で入学した青学大で昨年、東都大学リーグ戦で春秋連覇、全日本大学野球選手権を制覇し、名門復活に貢献。最速155キロの直球にフォーク、カーブなどを制球良く操る本格派右腕として下村海翔投手(阪神ドラフト1位)と両輪を担い、ドラフトでは2球団競合の末に広島が交渉権を獲得した。

 2月の春季キャンプ後から3軍で投球技術や体力面を含めた強化、矯正に取り組んできた。5月7日のウエスタン・リーグ阪神戦で実戦デビューして以降は、2軍で実戦登板を重ね、今月8日の同ソフトバンク戦では9回116球を投げ、8安打無失点で初の完投勝利を完封で飾る快投。大事な終盤戦でチャンスが巡ってきた。

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