楽天・村林　2適時打「CSに出て活躍したい」！3位・ソフトBとの直接対決に勝ち越し1.5差

パ・リーグ   楽天6―4ソフトバンク （ 2023年9月10日    ペイペイD ）

＜ソ・楽＞初回、適時二塁打を放つ村林（撮影・岡田　丈靖）
Photo By スポニチ

　CS進出に懸ける思いをバットに込めた。初回無死一塁。楽天・村林は1ボールからの高めの直球を迷わず振り抜いた。右中間への先制適時二塁打。さらに4―0の3回には2死一、二塁で右前適時打を放ち、2安打2打点で3位・ソフトバンクとの直接対決に勝ち越し、1・5ゲーム差に再接近した。

　前日は逆転負け。敗戦が許されない3戦目の初回にチームを勢いづけた村林は「今日（10日）の勝ちは大きい」とうなずいた。6月は打率・381、7月は同293でリードオフマンとして打線をけん引したが、8月は同・205と苦しんだ。複数の適時打をマークしたのは7月2日のロッテ戦以来だが、バットに快音が戻りつつある。「試合に出してもらっているので、結果を求めてプレーするだけ」と言い切る。

　過去に17、19、21年のCSで計4試合の出場経験があるが、いずれも代走と守備要員で打席に立ったことはない。「CSに出て活躍したい」。上位浮上には、村林のような貪欲さが不可欠だ。（重光　晋太郎）