故郷・岩手に朗報 雄星、中継ぎで開幕1軍へ!

[ 2011年3月29日 06:00 ]

 西武の2年目左腕・菊池雄星投手(19)が、中継ぎとして開幕1軍入りを果たすことが濃厚となった。

 菊池はキャンプ中の紅白戦で先発したが、3月以降の実戦は全て中継ぎで登板。「フォームのバランスも良くなったので、今のバランスで投げていけばスピードもあと5キロは出ると思う。抜け球もなくなってきましたし」と手応えを口にしている。

 チームは一時帰国中のグラマンの再来日のメドが立たず、星野は29日から2軍で再調整する。現時点で中継ぎ左腕は松永と菊池の2人だけ。140キロ台半ばの力ある速球でここ2試合ともに1回無失点と結果を残している菊池が、1軍戦力として首脳陣の計算に入ってきた。

 東日本大震災では地元の岩手が被災している。開幕まであと2週間。「良いニュースを届けたい」と被災者を勇気づけるためにも、全力で腕を振り続ける。

 ▽西武の今季中継ぎ陣 昨年同様に守護神はシコースキーが務める予定も、現在は一時帰国中。藤田、岡本篤、長田、小野寺らで終盤をまかない、昨秋横手投げに転向した松永が左のワンポイント

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2011年3月29日のニュース