工藤 現役続行に意欲!米、韓、台、伊も視野

[ 2010年12月3日 06:00 ]

<2010 NPB最優秀バッテリー賞>歴代バッテリー賞を受賞した工藤が、おどけて女房役・伊東氏(左)の横で捕手のマネをする(右はTBS・高畑アナウンサー)

 【バッテリー賞授賞式】91年の第1回バッテリー賞に輝くなど2度の受賞経験を持つ工藤が、同6度の伊東氏とともに「歴代ベストバッテリー」に選出された。

歴代バッテリー賞授賞者

 西武の黄金期を支えた最強コンビ。工藤は「歴代の中でファン投票で選んでもらえてうれしいです。91年が16勝で勝ち数で自己最高だったからね。それが(バッテリー賞の)歴史のスタートだと考えるとうれしい」と笑顔を浮かべた。

 西武から戦力外通告を受け、移籍先を探しているが、現時点でオファーはない。「日本では無理かもしれない。近い国か遠い国でチャレンジできればやりたい」と韓国、台湾、米国、イタリアなどでのプレーも視野に入れている。来年5月で48歳となるが「(バッテリー賞)30周年でもこの壇上に上がりたい。チャレンジ精神に期待してください」と宣言。来季以降の現役続行に意欲を見せた。

 ≪伊東氏も工藤にエール「50歳まで投げて」≫工藤とともに西武の黄金時代を支えた女房役の伊東氏は「逆転満塁本塁打も野球のだいご味だけど、1―0、2―1の僅差でバッテリーで抑えるのも醍醐味。バッテリーにとっては励みになる賞です」と喜んだ。通算6度の受賞は城島(阪神)と並んで最多。1歳年下の後輩・工藤が来季も現役を続けることについて「50歳までは投げてほしい」とエールを送っていた。

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2010年12月3日のニュース