終わりよければ…内海堂々の3年ぶり救援

[ 2009年11月7日 23:03 ]

1回途中から2番手で登板し、好投した巨人・内海

 【巨人2―0日本ハム】打球を受けた先発が、わずか14球でマウンドから消えた。急きょ登板したのは内海。第2戦では4失点で3回も持たなかった。日本一が懸かる先発を4歳下の東野に譲ったが、雪辱の好機は予想外の形で巡ってきた。

 内海は「まさかのピッチャー返し」と言いつつも「初回から肩をつくっておけと言われていたので」。WBCでも中継ぎ待機をこなしている。3年ぶりの救援にも動じることはなかった。
 いきなりの2死一、二塁、スレッジを1球で一ゴロに仕留めると、6回1死まで無失点。5回1死二塁では稲葉、高橋から連続見逃し三振を奪うなど、2死から4失点した前回と見違え、この日は身上の粘りを発揮した。
 3年前、狙っていた開幕ローテーションから外れたが、ベンチで打球を受けて顔面骨折した高橋尚の代役から初の2けた勝利の飛躍につなげた。それをほうふつさせる逆境での強さに、左腕は「終わりよければ、すべてよし」と胸を張った。

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2009年11月7日のニュース