巨くん 零封代表デビュー!落ち着いて2K

[ 2009年8月2日 06:00 ]

 【日本4―0中国】第25回アジア野球選手権の札幌ラウンドが1日、札幌市で開幕。日本代表は亜大1年の東浜巨(なお)投手(19)が代表初マウンド。中継ぎで1回を無失点に抑える好投を見せた。チームは完封継投で中国を4―0で下して初戦を飾った。2日は台湾と対戦する。

 拍子抜けするほど、あっさりと投げ終えた。8回から3番手で登板した東浜が1回を打者4人相手に1四球、2三振を奪う完ぺきな投球で代表デビューを飾った。
 「三振は狙ってました。中国?当ててくるのはうまい感じはしましたが、米国とそんなに変わらない感じでした」。最速142キロでリーグ戦同様の強心臓ぶりを見せつけた。今春東都リーグで1年生として史上初の4試合連続完投勝ち。7月の日米大学選手権では第4戦で勝利投手に輝くなど日本の優勝に貢献した。
 そして初の日本代表入り。試験で7月30日の夜に合流したばかりだが「社会人はどういう世界か分からないから緊張した」と言いながらすぐに結果を出した。これには杉本監督も「憎らしいほど落ち着いている」と舌を巻いた様子。着実にステップを重ねる19歳右腕がアジアの頂点を狙う。

 ≪16球団視察の前で…二神余裕の9K≫日米合わせて16球団のスカウトが見守る中で、今秋ドラフト上位候補の二神(法大)が6回で9三振を奪い無失点に抑えた。全日本大学選手権後、日米大学野球や今大会の成田ラウンドと連戦が続くが「社会人の皆さんが打ってくださるので楽に投げられました」とニッコリ。打線はこちらもドラフト候補の3番・清田が2打点を挙げるなど評判通りの活躍を見せた。

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2009年8月2日のニュース