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[ 2008年12月6日 06:00 ]

打者に転向して開花した吉岡雄二の情熱は衰えない

 37歳の情熱は衰えない。「まだ野球を続けたい気持ちがある」。“20年目のシーズン”へ、吉岡は海を渡ってでも野球を続けるつもりだ

 89年、帝京のエースとして夏の甲子園優勝。プロでは苦しむたびにはい上がった。巨人入り後、右肩を手術。92年オフに当時の長嶋監督の意向もあって打者転向を果たした。97年にトレードで近鉄移籍すると8年で116本塁打をマークするなど才能が開花。近鉄最終年の04年にアキレス腱断裂の大ケガも、翌05年には楽天でチーム2位の52打点を挙げるなど復活した。ここ数年、出場数が減っても「まだ、やれるという気が強くなった」と逆に奮い立つなど、強い気持ちは戦力外となっても揺るがなかった。
 合同トライアウトを2度受けたが、まだ吉報は届かない。「簡単に現役を続けられるとは思っていない」。だからこそ37歳はあきらめない。

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2008年12月6日のニュース