【リーグワン】横浜「今季のベストゲーム」も3点差で初決勝ならず 沢木監督は悔し泣き

[ 2024年5月18日 18:14 ]

ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント準決勝   横浜17―20埼玉 ( 2024年5月18日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<埼玉・横浜>後半、ガンターにつかまりながらも必死にパスを出す田村(撮影・篠原岳夫)
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 2季連続で準決勝に挑んだレギュラーシーズン4位の横浜は17―20で同1位の埼玉に敗れ、初の決勝進出を逃した。昨季準決勝では20―51、今季レギュラーシーズンでの対戦も12―53、14―43と完敗続きだったが、一時はリードするなど3点差の接戦に持ち込み、沢木敬介監督も「今季のベストゲームだった。力を出し切れた」と選手をねぎらった。

 前半は3―13と10点のビハインドを負ったが、後半4分にラインアウトモールで反撃の初トライ。序盤から近場を徹底的に突いてから外へ回すプランが実を結んだのが同13分で、内側を崩してから左へ回し、最後はWTB竹沢正祥が逆転トライを奪った。しかし6分後に再び逆転されると、その後は相手の堅守を崩せず。PGで同点に追い付く場面もつくれず、試合後のロッカールームでは悔し涙を流したという指揮官は「勝負どころで相手の方が一つ上手だった」と話した。

 80分間、チームをリードし続けたSO田村優は「プランを信じ、チームを信じれば、勝てない相手はいない。言葉で言うより、それを体験した方がいいので」と大舞台の経験が少ない同僚にとって、かけがえのない1試合になったことを強調。それでも3点及ばなかった試合を振り返り、「(埼玉は)試合を読む力をみんな持っている。ウチも見習うべき。ちょっと焦らせるところまでは行ったが、あと一つ、何かがいる」とチーム力の差を痛感していた。

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