【リーグワン】4強入り崖っぷちの神戸 燃える前主将フランカー橋本晧が今季初先発 21日に東京ベイ戦

[ 2024年4月19日 17:44 ]

21日の東京ベイ戦で今季初先発するフランカーの橋本晧
Photo By スポニチ

 ラグビーリーグワンの神戸は19日、東京ベイ戦(21日、札幌ドーム)の先発メンバーを発表した。レギュラーシーズンも残り3試合。上位4チームによるプレーオフ進出へ向け、5位の神戸はここから勝利を重ねていくしかない。4位・横浜との勝ち点差は7。北の大地で開催される東京ベイ戦は絶対に落とせない一戦になる。

 シーズン終盤にようやく出番が巡ってきた。今季は、ニュージーランド代表アーディ・サベアの加入によってポジション争いが激しさを増すFW第3列。待望の今季初先発に燃えるのがフランカーの橋本晧(30=東海大)だ。前年度主将は迷いなき決意を示した。
 「自分の与えられた役割をしっかりまっとうするだけです。自分の持ち味であるディフェンスでしっかり体を張る。アタックに関してもブレークダウンで体を張る。そこが自分の持ち味であり、自分ができることなので、しっかりやりたい」
 東海大仰星、東海大出身の30歳。低く突き刺さる、激しいタックルは橋本の持ち味の一つだ。主将を務めた昨シーズンは13試合に先発出場。2016年度に神戸入りしてから公式戦出場回数は48を数えるが、今季は出番が激減した。第8節のトヨタ戦(3月3日)に途中出場したのみ。ため込んだパワーをすべてぶつける覚悟だ。
 「(試合に)出れないことでフラストレーションもたまっていましたけど、全部自分のせいなので。自分の実力がないから出れていない。そこは受け止めていました。モチベーションを保つのに難しい時期もありましたが、やるべきことはやってきたという自負はあります」
 ライバルでもあるサベアの教えを請い、プレーを間近で見て吸収すべきところは何でも吸収してきた。強みのディフェンスはもちろん、やや苦手だったアタック向上にもしっかり目を向け、鍛錬を積んできた。試合でのキックチェイスを想定し、個人練習では走る量も増やしたいう。より高い負荷がかかっても走りきる運動量を手にすべく、地道な努力を続けてきた。
 シーズンも佳境の第14節。20日に横浜が相模原を下し、21日に神戸が東京ベイに破れるようなことがあれば、神戸のプレーオフ進出は消滅する。「自分たちがやるべきこと、自分がやるべきことを全員がやる。しっかりやれば、勝てると思う。相手のFWは大きいので、フィジカルでどれだけ戦えるか。相手よりどれだけ早く動けるか。そこですね」と橋本。他チームの結果はどうあれ、目の前の敵に全力で向かっていく。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年4月19日のニュース