【全豪OP】大坂なおみ「常に後手に回って…」敗因を分析 1回戦敗退「今はちょっと寂しいですね」

[ 2024年1月16日 01:17 ]

テニス全豪オープン第2日 ( 2024年1月15日    メルボルン・パーク )

全豪オープン1回戦、金色のジャケットを着てコートに登場した大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス1回戦で、出産明けで元世界ランキング1位の大坂なおみ(26=フリー)は世界20位で第16シードのカロリーヌ・ガルシア(30=フランス)に4―6、6―7(2ー7)のストレートで敗れた。ブリスベン国際(昨年12月31日~1月7日)で約1年3カ月ぶりにツアー大会に出場し、復帰2大会目。4大大会のコートに立つのは22年全米オープン1回戦以来502日ぶりだった。

 大坂は試合後の会見でゲームを振り返り「常に後手に回っていて、躊躇(ちゅうちょ)してしまいました。たぶん試合をしていないからだと思う」と敗因の一つに実戦から遠ざかっていたことを挙げた。「頭の中で少し考えすぎた」と続けた大坂は、帰って来たグランドスラムの舞台を1回戦で後にすることに「今はちょっと寂しいですね」と語った。

 この日の戦いでは、以前のように感情を爆発させず、最後まで落ち着いてプレーに集中した。「私はいつも自分自身が次の立場に立つことを期待しています。だから、自分にもっと優しくすることは、それは私が休暇中に学んだ重要なこと。この旅でコート上でも多くのことを学べたと思う」と説明。昨年7月に出産を経験し、精神的に成長してコートに戻って来た。

 502日ぶりに立った4大大会のコート。第1セットはお互いのサーブをキープして迎えた第5セットに大坂がブレークを許す展開。第8ゲームに大坂がブレークバックするチャンスが訪れたが、デュースの連続の末、最後はガルシアの好サーブに屈した。4ー5で迎えた第10ゲームは2ポイントを連取して再びブレークバックのチャンスを迎えたが、ゲームを奪うことができず、第1セットは4―6で落とした。

 第2セットは大坂が圧巻の3ゲーム連続でラブゲームキープ。終始穏やかな表情でプレーする中、会心のショットには「カモーン!」と声を上げる場面もあった。結局、お互いキープを重ねタイブレークに突入。最後までガルシアの強烈で多彩なサーブの前に先行を許す展開でタイブレーク2ー7でストレート負け。4大大会復帰戦は1回戦で姿を消す結果となった。

 注目の一戦を制した相手のガルシアはコート上でのインタビューで「最初は(大坂が1回戦の相手に決まって)アンラッキーだと思った」と素直な思いを吐露。「小さなころから、なおみを知っているし、リスペクトしている。ツアー復帰はうれしい」と笑顔で語った

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