【高校ラグビー】春の王者・桐蔭学園がベスト4進出 前半のリードを守り切る

[ 2024年1月3日 12:21 ]

第103回全国高校ラグビー準々決勝   桐蔭学園34―24東海大大阪仰星 ( 2024年1月3日    花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・東海大大阪仰星>  後半、トライを決め喜ぶ桐蔭学園・中森(右)(撮影・大森 寛明)
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 春の選抜大会優勝の桐蔭学園が東海大大阪仰星に試合の流れを渡さず、4トライ2DGを決め、出場8大会連続のベスト4を決めた。

 桐蔭学園は前半2分にCTB白井瑛人(3年)のアタックで敵陣ゴール前に攻め込むと、ラックからの連続攻撃を展開。最後はフッカー川口翔大(3年)が右手で先制トライ。前半15分にはNO・8城央祐主将(3年)がスクラムサイドからアタックを仕掛け、最後はラックからロック中森真翔大(3年)がトライに成功。FW、バックスが一体となった攻撃でリズムに乗った。

 前回大会で花園出場を果たせなかった桐蔭学園は、藤原秀之監督が「今回は不安だらけ。全員が花園初心者。花園は全く違う戦いが求められる」とフィジカル強化と基本スキルを徹底的に磨くことで覇権奪回を目指してきた。高校日本代表候補12人を擁するチームは強い思いで花園に乗り込んできた。

 城主将も「花園ではアウエーだが、ブレずに自分たちのラグビーをするだけ」と東海大大阪仰星に動き負けないことを誓っていた。前半ロスタイムでもラックから右展開で白井がトライを決め、前半を24―5で折り返した。

 後半8分すぎには敵陣での相手ボールスクラムで、鋭いプッシュからターンオーバーに成功すると、ラックからモールを作り前進すると、後半9分にSO萩井耀司(3年)のドロップゴールで加点と試合運びのうまさも発揮した。3大会ぶり4度目の頂点に向け、桐蔭学園は死角を見せない。

 ▼藤原秀之監督 うちが流れを持ったけど、途中から仰星さん。力はそんなに変わらなかった。やっぱり大阪のチームは強かった。大いに反省しないといけない。オフサイド、ハイタックルかな。いろいろあった。最初にポンポンといかれなかったのは良かった。最初にミスから取れたのはラッキーだった。早い段階で2本取れたのは大きかった。

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