幕下3枚目の日翔志が初めての大銀杏「緊張はしなかった」関取撃破で勝ち越し王手

[ 2023年9月15日 21:15 ]

大相撲秋場所6日目 ( 2023年9月15日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所6日目>志摩ノ海(右)を寄り切りで破る日翔志(撮影・会津 智海)
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 西幕下3枚目の日翔志(26=追手風部屋)が十両・志摩ノ海(34=木瀬部屋)を破って3勝目を挙げた。立ち合い右で張って左差しから攻め込むと、一度は振りほどかれたがはたいて回り込み、今度は右下手。そこから一気に前に出て寄り切った。

 自己最高位で臨む今場所、初めて大銀杏を結って十両の土俵に上がった。「緊張はしなかったです。やるしかないので」と気後れすることなく堂々の相撲。「ひと味違いますね」と大舞台を楽しんだ。

 自身の取組前には、日大の2年後輩にあたる尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が圧倒的な強さを見せて幕下で3連勝。日翔志は勝った後、同じく日大の2年後輩の十両・輝鵬(24=宮城野部屋)に力水をつけた。「学生時代の団体戦を思い出しました」。大学4年時に全国学生選手権で団体優勝した時のような勝負強さを発揮した。

 西幕下3枚目で勝ち越し王手となり、新十両昇進が近づいてきた。「意識は、まあ…しっかり頑張りたいです」。念願の関取の座を意識せずにはいられない状況だが、持ち前の勝負度胸で乗り越えるつもりだ。

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