朝阪神が今場所初白星 しこ名の由来の阪神優勝喜ぶ「胴上げで横田選手のユニホーム見てウルッときた」

[ 2023年9月15日 12:47 ]

大相撲秋場所6日目 ( 2023年9月15日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所6日目>山藤のつき手で勝ち星を挙げた朝阪神(撮影・会津 智海)
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 三段目の朝阪神(23=高砂部屋)が山藤(20=出羽海部屋)につき手で勝利し、今場所初白星を挙げて1勝2敗とした。立ち合いで左足を取られ、抱え込まれた朝阪神。ところが、両腕で抱え込んで投げた山藤が足を滑らせて倒れ込むのが、朝阪神が前のめりに落ちるのより先で危うく勝利を拾った。

 14日夜にしこ名の由来となるプロ野球阪神が05年以来18年ぶり10度目、2リーグ制以降では6度目のセ・リーグ優勝を球団史上最速で決めた。その模様は、部屋でのちゃんこ番の仕事が終わった午後8時頃から、行きつけの飲食店で試合中継を見守って確認したという。

 「胴上げで横田選手のユニホームを見たときはウルッときた。ただ、阪神が好きで、こんなに注目してもらえるとは…」

 大阪府泉大津市出身で、父の影響でファンになり18年春場所からしこ名を本名を使った朝塩本から改めた。優勝決定を受け、自身のX(旧ツイッター)への書き込みにも「朝阪神、頑張ってくれよ」とあり、「特に今日は勝ちたい気持ちだった」と胸をなで下ろした。

 「金本監督、藤川投手、その頃が印象に残っている。今は梅野選手、西純矢投手、メジャーに行ったけれど藤浪投手も応援してます」

 岡田彰布監督は、選手に優勝を意識させすぎないよう「アレ」と言い換えた。西三段目24枚目が自己最高位の朝阪神は今場所東74枚目とあり、「とりあえず一歩一歩、上に上がれればいい」と自身にとっての「アレ」を表現。「前へ出ても足がそろっている。きょうも負けている相撲だし、当たって前へ出られる相撲が取れるように」と突き押し相撲の徹底を見据えた。

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