【体操】橋本大輝、逆転で個人総合3連覇「ホっとしている」内村航平以来　世界王者の意地見せた

体操・全日本個人総合選手権最終日 （ 2023年4月23日    東京体育館 ）

＜全日本体操個人総合選手権最終日＞男子決勝、最後の鉄棒を終えサムアップポーズの橋本大輝（撮影・小海途　良幹）
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　男子決勝が行われ、21年東京五輪、22年世界選手権金メダルの橋本大輝（順大）が、合計171・497点で3連覇を飾った。3連覇は内村航平さん（10連覇）以来となった。

　21日の予選は2位。トップの三輪哲平（セントラルスポーツ）と0・067点差で決勝を迎えた。

　1種目目の床運動は最後の着地が乱れたものの、首位に浮上。続くあん馬も落下なく乗り切った。2位の萱和磨（セントラルスポーツ）に1・133点差をつけて最終種目の鉄棒に臨み、カッシーナやコールマンを決め、着地も完璧に止めた。

　今年1月に腰の疲労骨折が判明し、19日の跳馬の練習で右足を痛めたが、国内最高峰の舞台で世界王者の貫禄を見せつけた。

　「ホっとしている。結果を見れば逆転勝ちだけど、内容はあまりいいものではなかった」。反省を忘れないエースは既に代表入りが決まっている世界選手権に向けて「個人総合、団体総合の金メダルを実現できるように頑張りたい」と闘志を高めた。