ネッツは2年連続の4戦全敗 渡辺に出場機会なし 76ersには今季8戦全敗

[ 2023年4月23日 04:35 ]

76ersのハーデンのシュートをブロックするネッツのクラクストン(AP)
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 東の第6シードとしてポストシーズンを迎えたネッツは22日、地元ブルックリン(ニューヨーク市)で得点王のジョエル・エンビード(29)を故障で欠く第3シードの76ersと1回戦の第4戦を迎えたが、88―96(前半48―40)で敗れて4戦全敗。渡辺雄太(28)には3試合連続で出場機会はなく、今季自己最多の44・5%という3点シュートの成功率(プレーオフを含む)を記録したNBA5シーズン目は、ホームでの敗戦とともに幕を閉じた。

 ネッツは昨年の1回戦(対セルティクス)でも4戦全敗。21年の東地区準決勝(対バックス)から続いていたプレーオフでの連敗は「9」となった。76ersにはレギュラーシーズンを含めて今季8戦全敗。NBAの7試合制のプレーオフで3戦全敗で第4戦を迎えたのは今季のネッツで146チーム目(ティンバーウルブスが147チーム目)で、ここからシリーズを逆転したケースはなかったが、その“0%”という確率に飲み込まれる結果となった。

 ネッツは第3Qの開始2分で11点をリードしていたもののここから連続14失点。第3Qで15―26とリズムを崩し、第4Q序盤で一時1点をリードしたものの、その後は76ersに押し切られた。第3戦まで計77得点を挙げていたミケル・ブリッジズ(26)は14得点どまり。スペンサー・ディンウィディー(30)が20得点、ニック・クラクストン(24)が19得点と12リバウンドを稼いだものの、3点シュートの成功率は22・2%(36本中8本)と低調だった。

 ベンチスコアは13―25。ロイス・オニール(29)、ジョー・ハリス(31)、パティ・ミルズ(34)、セス・カリー(32)のベンチ勢4人の3点シュート成功は14本中わずか1本で、第4Qに3本の3点シュートなどで全15得点を集中させた76ersの控えガード、ディアンソニー・メルトン(24)とは対照的だった。

 76ersは3年連続で1回戦を突破。2シーズン連続で得点王となったエンビードは第3戦で痛めた右膝の状態が思わしくなく欠場し、ドック・リバース監督(61)は3シーズン目のフォワード、ポール・リード(23=206センチ)をエンビードに代わって先発に起用した。

 そのリードはレギュラーシーズン最終戦となったネッツ戦で17得点と10リバウンドを記録していたが、この日も10得点と15リバウンド(うちオフェンス8)をマークするなど奮闘。トバイアス・ハリス(30)が25得点と12リバウンド、ジェームズ・ハーデン(33)も17得点と8リバウンド、11アシストを稼ぐなど、先発のベテラン勢が活躍してネッツを振り切った。

 なお76ersは東地区準決勝でセルティクス対ホークスの勝者と顔を合わせる。

<ネッツの対76ers・今季成績>
 ▼11月22日=●106―115
 ▼1月25日=●133―137
 ▼2月11日=●98―101
 ▼4月9日=●105―134
 ▼*4月15日=●101―121
 ▼*4月17日=●84―96
 ▼*4月20日=●97―102
 ▼*4月22日=●88―96
 *はプレーオフ1回戦での対戦

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