ウィザーズが8連敗中のロケッツに苦杯 ビールは292試合ぶりに6反則退場 

[ 2022年1月6日 12:04 ]

ロケッツのポーターJRをかわしてインサイドに切れ込むウィザーズのビール(AP)
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 NBAウィザーズは5日、地元ワシントンDCで8連敗中だったロケッツに111―114(前半55―54)で敗れて19勝19敗。第4Q1分31秒に11点差をつけられながら残り3分1秒と22・6秒、健康安全プロトコルの対象から外れて6試合ぶりに復帰したばかりのラウル・ネト(29)のシュートで2度同点に追いついたが、残り0・4秒、ケビン・ポーターJR(21)に左サイドから3点シュートを決められて敗れた。

 ウィザーズは同じワシントンDCで行われた1日のブルズ戦でもデマー・デローザン(32)に3点シュートによるブザービーターを決められて1点差で敗れており、ここ2度の敗戦はいずれも“悪夢”のような幕切れ。ホームでは10勝7敗と勝ち越しているが、ダメージの残る一戦となった。

 ブラドリー・ビール(28)はチーム最多の27得点をマークしたものの、87―94で迎えた第4Qの2分50秒、シュートを試みた際に相手を押してオフェンス・ファウルを宣告されて6反則で退場。ビールが6反則でベンチに退いたのは2017年11月29日の76ers戦以来、292試合ぶりの“珍事”となった。

 カイル・クーズマ(26)は24得点と9リバウンド、ケンタビアス・コールドウェルポープ(28)は5本の3点シュートなどで26得点を記録したものの黒星。チームの3点シュートの成功は39本中10本で、成功率(25・6%)が30%を下回ったのは今季14回目(3勝11敗)となった。

 ロケッツは9試合ぶりに白星をものにして11勝28敗。チームの規律違反で1試合出場停止となっていたクリスチャン・ウッド(26)とポーターJRが復帰し、ウッドは22得点と11リバウンド、ポーターJRは9得点ながら土壇場でネトとのマッチアップから“準ブザービーター”を決めた。ドラフト全体2番目に指名されたジェイレン・グリーン(19)も22得点。ロードでは今季22戦で4勝目を挙げた。

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