アーチェリー古川高晴の東大阪市役所表彰式で珍歓談「メダルかんだらアカンで」

[ 2021年8月23日 18:33 ]

東京五輪のアーチェリーで、団体と個人の銅メダルを獲得した古川高晴(右)と女子団体5位の山内梓は東大阪市の野田義和市長から表彰された
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 東京五輪のアーチェリーで、団体と個人で計2つの銅メダルを獲得した男子の古川高晴(36=近大職)が23日、女子代表の山内梓(あずさ、22=近大職)とともに東大阪市役所を訪問し、市から表彰を受けた。

 野田義和市長、川口誠司副市長ら、東大阪市の重役4人との歓談は大盛り上がり。場を和ませたのは、12年ロンドン五輪の個人でも銀メダルを取っている古川のトーク力だ。

 最初のあいさつで、五輪後にすぐに、住居がある東大阪市の市役所を訪れてマイナンバーカードを作成したときの話を披露した。市役所にメダル獲得を称える垂れ幕がかかっていたのを見て、「これだけ応援をしてもらえた。応援のありがたみを感じ取れたのは東京大会ならでは」と市に感謝を伝えた。さらに、カード受取の際には、「名前で僕と分かったんでしょうね。通常は窓口が1人のところを、職員の方が5~6人が集まってくれて、おめでとうございますと声をかけられました」という裏話も明かした。

 市の面々もトークで負けてはいない。古川の首にかかった二つの勲章に話が及ぶ。本人から一つを渡されると、「かんだらアカンで」と、重役席からヤジが飛ぶ。野田市長も手に持つと、「家を出るときに、妻から、間違ってもしてはいけないことと言われました」と、“メダルかじり問題”の名古屋・河村市長をネタに。笑いの本場・大阪の本領を発揮しつつ、アーチェリーの普及計画にも話が及ぶなど、中身が濃い25分だった。

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2021年8月23日のニュース