IOC&組織委はコロナ陽性者の国名公表せず、情報公開は各国五輪委員会に丸投げ

[ 2021年7月17日 16:19 ]

武藤敏郎事務総長
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 新型コロナウイルス禍での開催となる東京五輪の開幕を23日に控え、大会組織委員会の橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長が17日、東京都江東区のメーンプレスセンター(MPC)で会見を行った。

 組織委はこの日、大会関係者15人が新型コロナで陽性反応を示したと発表。うち1人は選手村に入村しており、選手村滞在者から陽性反応が出たのは初めて。武藤事務総長は「選手村にいる人が感染という初めてのケースが報告された。この人は昨日(16日)のPCR検査で陽性だった。今はホテルに収容されている」と話した。国際オリンピック委員会(IOC)との協議の上、国名は発表せず。「国名を発表すると、かなりの確率で個人が特定される。個人情報にかかわる問題」と話した。

 陽性者の情報公開に関しては各国オリンピック委員会(NOC)に丸投げする。武藤事務総長は「NOCの方では、競技参加と思われた選手が参加しない理由を自国にも発表する必要があるかもしれない、その場合はNOCが発表するのは考えられる」と話した。

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