ラプターズの渡辺雄太がプレシーズン2戦目も出場 「12人目の選手」として3得点 貴重な役割

[ 2020年12月15日 11:23 ]

3点シュートを放つホーネッツの新人ラメロ・ボール(AP)
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 NBAラプターズは14日、シャーロット(ノースカロライナ州)でプレシーズン・ゲームの2戦目に臨み、112―109(前半57―60)で地元のホーネッツに勝って2戦2勝。主力選手が後半に入っても出場したため、同一カードだった第1戦(12日)で第3Qの12分をフル出場した渡辺雄太(26)の出番は70―79で迎えた第3Qの5分45秒になってからだった。

 チーム全体としては「12人目」の出場選手(出場したのは18人)。ドラフト全体29番目に指名された新人のマラカイ・フリン(22=185センチ)、シューターのマット・トーマス(26=193センチ)、ホークスから移籍のディアンドレ・ベンブリー(26=196センチ)といったガード3人とともに、206センチの渡辺は第1戦同様にスモールラインアップの「4番ポジション」を務めた。

 コートに入ってから3分44秒後にはトーマスのパスを受けてペイント内でフローターを成功。その47秒後にはフリースローを1本決めて3得点と3リバウンド、1アシストを記録した。

 ホーネッツが主力を戻した第4Qに入っても、ニック・ナース監督(53)はこのクオーターの2分34秒まで渡辺をセカンドユニットの一員として起用。出場したのはホーネッツの主力と実績のある控えメンバーがいた時間帯で、出場8分49秒でのチームスコアは「プラス9点」となった。9点差を追ってコートに入ってから5分12秒後に、ラプターズは85―84と1点をリード。渡辺は試合の流れを変えたユニットの中で貴重な役割を果たした。

 ラプターズでは先発したガードのフレッド・バンブリート(26)が5本の3点シュートなどでチーム最多の23得点をマーク。渡辺とともに出場した新人のフリンも20分で17得点を挙げた。

 ドラフト全体3番目に指名されたホーネッツのガード、ラメロ・ボール(19)は第1戦で無得点だったが、この日は20分出場して12得点。3点シュートも初めて成功(2本)させている。

 ラプターズは18日に準ホームとなっているフロリダ州タンパでプレシーズン最後のヒート戦を消化。23日に同じタンパでペリカンズと開幕戦を行うことになっている。

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