クレルモン松島が5週間ぶりトライ 地元局も大絶賛「捕らえられない」

[ 2020年11月28日 10:06 ]

ラグビーフランス1部リーグ第10節   クレルモン40―14カストル ( 2020年11月27日    カストル )

カストル戦で突進するクレルモンの松島
Photo By 共同

 クレルモンのFB松島幸太朗(27)は先発出場し、2トライを記録した10月24日のポー戦以来、約1カ月ぶりのリーグ通算3トライ目を挙げた。試合はクレルモンが40―14で快勝し、暫定2位に再浮上した。

 クレルモンは第9節リヨン戦が新型コロナウイルスの影響で2週続けて延期となり、これが3週間ぶりの試合。9月19日の欧州チャンピオンズカップ・ラシン92戦以来の15番での先発となった松島も、そのうっぷんを振り払うかのように暴れ回った。

 アタックではフランス移籍後では最高と言えるほどの切れのある動きを披露。後半32分のトライの場面では、敵陣ゴール前でスクラムハーフからパスを受けると、まず小刻みなステップで真正面にいた相手の外を抜き、ゴールライン目前でタックルを受けながらも引きずるように右手を伸ばし右隅にトライ。仲間から祝福されると満面の笑みを見せた。

 見せ場の多かったアタックから好影響を受けるように、この日はディフェンスでも好タックルを連発。タックル時にボールにそのまま絡みつき、ターンオーバーする離れ技も披露した。最近4試合は右ウイングでの先発が続いていたものの、松島本人も望む定位置で、確かな存在感を発揮した。

 試合を放送したフランスの有料民間テレビ局カナル・プリュスでも、“捕らえられないマツシマ”として再三のラインブレークを見せた松島の活躍を称賛。日本の至宝が2023年W杯開催国でさらに株を上げた。

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