池江璃花子 女子400mリレー決勝はメンバー外れる 予選では力泳 上野監督「大きな泳ぎで良かった」

[ 2020年10月2日 15:56 ]

競泳日本学生選手権第2日 ( 2020年10月2日    東京辰巳国際水泳場 )

池江璃花子
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 白血病から復帰した日大の池江璃花子(20=ルネサンス)が女子400メートル予選に出場して第3泳者を務めた。日大(山本、持田、池江、小堀)は3組5レーンに入った。池江はトップ東洋大と1秒69差の2番で引き継ぎ、順位をキープ。トップ東洋大との差を1秒35差に縮めてアンカー小堀につないだ。日大は3分45秒69で全体2位で予選を突破。午後4時36分スタート予定の決勝メンバーからは外れた。

 池江は1日に女子50メートル自由形に出場。25秒62で4位に入った。1年7カ月ぶりの復帰レースだった8月29日の東京都特別大会から1カ月で0秒70もタイムを更新。リレーについて「100メートルの練習をしていなくて、1日2部練習もしていない。もし選ばれたら、使命と思って泳ぎたい」と語っていた。当初はリレー種目に出場する予定はなかったが、開幕直前の9月30日にリレーに出場予定だった伊藤悠乃が体調不良を訴えたため状況は一変。レース前日の1日夜に池江のリレー出場が決まった。

 日大の上野広治監督(61)は池江について「リレー出場は最初は頭になかったと思うが、2日前ぐらいから(伊藤の)体調不良が分かっていたので、万が一は考えていたのではないか。100メートル泳げるのかというのはあったが、56秒1が出たのは1つの自信になると思う。大きな泳ぎで良かった。体調を優先させないといけないので無理はさせられない。(予選と決勝の)2発泳げるかといえば、そんな体力はない」と説明した。

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2020年10月2日のニュース