日本パラカヌー瀬立モニカ 肋軟骨疲労骨折も強行出場で3連覇!

[ 2020年9月14日 05:30 ]

今季初の公式戦に臨んだ瀬立(手前)
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 日本パラカヌー選手権が13日、石川県小松市木場潟カヌー競技場で行われ、女子カヤックシングル(運動機能障がいKL1)で東京パラリンピックに内定している瀬立モニカ(22=江東区協会)が今季初の公式戦に出場した。1週間前に肋軟骨を疲労骨折しながらも強行出場。大雨と横風が吹き荒れる悪条件も重なったが、1分5秒069で3連覇(18年は大会中止)を果たした。同時に日本カヌースプリント選手権が実施され、男子カヤックシングル200メートルでは小松正治(28=愛媛県競技力向上対策本部)が2連覇を達成した。

 心身ともにタフさを見せつけた。全治1カ月の疲労骨折をした瀬立は、ドクターストップがかかりながらも痛み止めとテーピングをしてレースに登場。「試合でしか味わえない緊張感やワクワクを感じるために出場した。自分なりに最後まで精いっぱいこげた」と満面の笑みを見せた。来夏の本番に向けて、新たにケガをしない体づくりが課題に加わった。「来年東京での開催を願うとともに、しっかり治してパフォーマンスを上げていきたい」と意気込んだ。

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