奈紗 光明18番バーディー締め!全英女子OP初日は強風に耐えて3オーバー

[ 2020年8月21日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン第1日 ( 2020年8月20日    英国トルーン ロイヤルトルーンGC(6649ヤード、パー71) )

全英女子ゴルフ第1ラウンド、ショットを放つ畑岡奈紗(R&A提供)
Photo By ゲッティ=共同

 今季のメジャー初戦が開幕。新型コロナウイルスの影響により無観客での開催となった。日本勢は7人が出場。畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は風に苦しみながらも1バーディー、4ボギーの3オーバー、74で回り、33位で初日を終えた。勝みなみ(22=明治安田生命)は5オーバーの76、上田桃子(34=フリー)は4オーバーの75。

 最終18番。2メートルを沈めて、この日最初のバーディーを決めた畑岡がようやく白い歯をのぞかせた。必死に耐えて3オーバーに踏みとどまり「(スコアが)4つ以上行かなかったのは大きい。最後取れたので明日(第2R)にはつながるかな」と手応え十分に話した。

 前日まで穏やかだった天候が一変。前半は帽子を手で押さえなければいけないほどの向かい風が吹き付けた。ティーショットを打つ際にも球が揺れ気味で始動に入れず「風のジャッジが難しかった。さすがにここまで吹くとは思わなかった」という。3番で1・5メートルを外してボギーが先行。名物ホールの8番はティーショットをグリーンに運ぶが、そこから3パットするなどバーディーなしの4ボギー。それでも悪条件の中ミスは最小限にとどめた。

 追い風で「攻めやすかった」という後半は10番で6メートル、12番も下りの2・5メートルを決めるなど8ホール連続でパーセーブ。18番のバーディー締めにつなげ「後半はよく我慢できた」と納得の表情だ。

 過去2年連続で予選落ちだったが、同じリンクスが舞台だった前週のスコットランド・オープンは12位。「いい経験になった」と手応えをつかんでメジャーの舞台に臨んでいる。「明日は午後のスタートですが、耐えて耐えて、まずは予選通過できるよう頑張りたい」と第2ラウンドを見据えた。

 ▼上田桃子 (風が強く)ノーマルなことが一つもなかった一日。向かい風の前半はしのげたが、追い風の後半がうまくいかなった。(4ボギーの75)

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月21日のニュース