橋本五輪相、五輪内定者のコロナ感染「心配」 今後も競技団体サポート強調

[ 2020年8月7日 11:41 ]

橋本聖子五輪相
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 橋本聖子五輪相は7日、閣議後の定例会見を行い、東京五輪内定選手の感染者が確認されるなど新型コロナウイルスが猛威を振るっていることについて「心配になってきている」と述べた。

 今月3日に飛び込みの寺内健(ミキハウス)が新型コロナウイルスに感染されたことが明らかになった。日本人の五輪内定選手の感染が公になったのは初めてだった。五輪開幕予定日まで1年を切っており、橋本五輪相は「安心と安全の東京大会を開催するにあたっては、まずは選手のベストなコンディションを確保する。そして観戦する皆さんが安心と安全で観戦できるようにするというのが重要」と語った。

 五輪開催へ向けた感染症拡大防止策については「6月のIOC理事会で示されたロードマップに沿って、IOC、大会組織委員会を中心に今年の秋以降に状況を踏まえた検討が行われると承知している」とし「政府においては総合対応推進チームの仕組みを通じて競技団体への支援を行ってきたが、さらに出入国の管理、検査、医療体制、会場運営等、総合的に検討と調整する必要がある。それぞれの競技団体も選手の安心安全のための独自のロードマップを確認しながら感染拡大防止に努めている。それをしっかり政府としてサポートする形の中で、感染者拡大防止の対策を全力で取り組んでいきたい」と話した。

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2020年8月7日のニュース