ボクシング 28日までに五輪開催国枠使用の階級を決定をと特別作業部会が通達

[ 2020年3月5日 02:26 ]

 国内アマチュアを統括する日本ボクシング連盟は4日、東京五輪の競技運営を担当する国際オリンピック委員会(IOC)のボクシング特別作業部会(タスクフォース)から、日本が開催国枠を使用する階級を3月28日までに決定するよう通知を受けたと発表した。東京五輪で日本の開催国枠は男子4階級、女子2階級。現在ヨルダンで開催中のアジア・オセアニア予選(11日まで)で仮に男子が1階級しか出場枠を獲得できなかった場合、5月の世界最終予選(パリ)を待つことなく、開催国枠で出場する残り3階級を決めなくてはならない。

 これを受けて日本連盟は「アジア・オセアニア予選にて、自力で出場枠を獲得した選手を日本代表に内定する」との規定発表。同予選で獲得した出場枠が開催国枠の数を満たさなかった場合、「予選の結果及び試合内容を踏まえ、過去の実績等に鑑み、強化委員会で開催国枠出場階級・内定選手を選出する」とした。過去の実績として評価する大会は、男子が17年世界選手権(ドイツ)、18年アジア競技大会(インドネシア)、19年アジア選手権(タイ)と世界選手権(ロシア)、女子が18年世界選手権(インド)とアジア競技大会(インドネシア)、19年アジア選手権(タイ)と世界選手権(ロシア)と、いずれも4大会とした。

 なお、世界最終予選については、アジア・オセアニア予選の結果と試合内容を踏まえて選手を派遣するか否かを強化委員会で決定する。今後、IOCタスクフォースから予選システムの更新などがあった場合は、今回の選出基準を更新する可能性があるとした。

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2020年3月4日のニュース