松山、3差でウッズ追う さあ一騎打ち!!残り6ホール「伸ばせるだけ伸ばさないと」

[ 2019年10月28日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ第4日 ( 2019年10月27日    千葉県印西市 アコーディア習志野CC=7041ヤード、パー70 )

最終R2番でバーディー、声援に応える松山(撮影・沢田 明徳)
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 一度は消えかけたウッズの姿を松山がしっかりと捉えた。第4ラウンド11番で1メートルを沈めると、続く12番は日没サスペンデッドのホーンが鳴った後に8メートルのバーディーパットをねじ込んだ。5打差まで広がった差は一気に3打差に。薄暗くなった中を引き揚げ「連続バーディーは最後まで残ってくれたお客さんの後押しのおかげ」。前日の無観客から一転。2万2000人のギャラリーからの大声援に感謝した。

 4打差を追い午前8時20分に第3Rがスタート。前半は4バーディーを奪いスコアを伸ばすが、後半14番は右の林、15番は左の林とショットが乱れる。それでも「緊張もあったし、最初からぶれている感じがあったが、ボギーの後も踏みとどまれた」と65をマーク。ウッズと3打差で第3Rを終えた。54ホールを終えた段階で通算13アンダーは米ツアーにおける自己ベストタイ。今週の好調さを裏付けた。最終ラウンド前の約50分のインターバルではパター練習の後にエスコート役の少年に声を掛け、サインをプレゼントするなどリラックスした一面も見せた。

 最終日はウッズとの初の優勝争いを13番からスタートさせる。本来は同じ最終組に入るが、今回は引き続き1組前。ウッズへの思いを聞かれると「今は戦っている相手なので…」と控えたが、日本で戦う機会は限られるだけに、自分に対する期待はひしひしと感じているはずだ。

 米ツアー最多勝を狙うウッズとの一騎打ちの様相。ウッズの逃げ切り優勝の確率の高さは十分に知っている。それだけに「伸ばせるだけ伸ばさないと勝てるチャンスはない。残り6ホール、フィニッシュまでいいプレーを」と力強く誓った。

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