八村奮闘 35分で19得点 ウィザーズの初勝利に貢献 第4Qに勝ち越しシュート

[ 2019年10月26日 11:21 ]

サンダーのディアロにシュートを阻止される八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)が25日、敵地オクラホマシティーで行われたサンダー戦でデビューから2試合連続で先発出場。34分出場してフィールドゴール(FG)を20本中8本成功。放った3点シュートは4本すべて失敗したが、19得点と5リバウンド、さらに初戦で記録していなかったアシスト(2)とスティール(1)もマークし、初戦でなかったフリースローは3本すべて成功させた。

 ウィザーズはNBAで認められている変則ゾーン・ディフェンス(自陣ペイント内では3秒に制限)を駆使してサンダーに対抗。第3Qまで8点をリードした。第4Qに入るとリズムを失い7分33秒に83―83と同点に追いつかれたが、この直後に八村がサンダーのダニロ・ガリナリ(31=208センチ)を振り切って正面やや右から絶妙のフローターを決めて勝ち越し。これを機にウィザーズは連続14点をマークし、八村は残り2分10秒にフリースローを2本とも決めてダメを押した。

 ウィザーズは97―85(前半52―46)で勝って2戦目で今季初勝利。サンダーは2戦2敗となった。

 ウィザーズはサンダーに対して過去3季連続でシーズン1勝1敗。ブレッツとスーパーソニックス時代を含めると通算62勝73敗と負け越していた。サンダーは3季連続で「年間トリプルダブル」を達成していたガードのラッセル・ウエストブルック(30)をクリス・ポール(34)とドラフト指名との交換でロケッツに放出。25日に敵地ソルトレイクシティーで行われたジャズとの開幕戦では95―100で敗れている。

 なおサンダーは26日(日本時間27日)、オクラホマシティーからサンアントニオ(テキサス州)に移動してスパーズと対戦。八村にとってはW杯中国大会で対戦した米国代表、グレグ・ポポビッチ監督(70)との“再戦”となる。

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