馬場、八村に太鼓判!2年後輩のNBA初陣に刺激「焦らないのがあいつらしい」

[ 2019年10月26日 05:30 ]

ダラス郊外で取材に応じた馬場
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 米プロバスケットボールNBAマーベリックス傘下で下部Gリーグのレジェンズに所属する馬場雄大(23)が24日、ダラス郊外で取材に応じた。前夜のマーベリックス―ウィザーズ戦をアリーナの最前列で生観戦。NBAデビューを飾った八村塁(21)の今後の活躍に太鼓判を押すとともに、自身は2年以内にマーベリックスと本契約を結ぶ青写真を描いていることを明かした。

 馬場はダラス郊外のカフェで、前日観戦したマーベリックス―ウィザーズ戦について語った。「塁は少し硬かった。緊張していたけど、それでも焦らないのがあいつらしい。試合を重ねるごとに徐々にほぐれてアジャストすると思う。日本人ならではのダーティーワーク、リバウンドなどをチームで一番やっていたし、守備も良かった」

 八村は富山・奥田中時代の2学年後輩。NBA開幕デビューに刺激を受けた。

 「独特のリズムを持っていて物おじしないので、NBAでも通用すると思う。何を頑張らないといけないか、塁のプレーを見て勉強になった」

 9月にマーベリックスと契約。オープン戦3試合に出場したが、開幕ロースター入りを逃した。現在は傘下レジェンズに所属して11月8日の開幕に向けて練習中だ。

 「最低でも来年ツーウエー契約で、再来年に本契約を結びたい。まずは米国のバスケに慣れないといけない。フィジカルコンタクトが日本とは全然違う。自分でも無謀な挑戦だと思うこともあるが、僕は絶対にあの舞台に立つ。それが使命だと思っているので、やり抜くだけ」

 レジェンズはマーベリックスと同じフォーメーション、戦術を採用。Gリーグでの結果が、NBAにつながる。

 「今、一番大変なのは英語です。高校の英語の先生を家庭教師につけて勉強している」

 日本代表は今夏のW杯は5戦全敗。米国でレベルアップを図ることが、東京五輪でのリベンジにつながる。

 「正直5敗したのがW杯で良かったと思う。あの経験を皆が真摯(しんし)に受け止めている。塁も(渡辺)雄太さんも僕もそう。W杯で現実を突きつけられたけど、何かのきっかけでドカンと変われるはず。東京五輪では違った日本代表の姿を見せられると思っている」

 ▽NBAゲータレードリーグ(Gリーグ) 北米大陸のプロバスケットボールリーグで、将来のNBA選手を育成する目的でNBA後援のもとに運営される。01年にデベロップメントリーグとして創設され、17~18年シーズンに改称された。今季は史上最多の28チームが参戦。グリズリーズの渡辺がツーウエー契約でハッスルに在籍する。レギュラーシーズンは11月8日開幕で3月28日まで。過去には田臥、富樫もプレーした。

 ◆馬場 雄大(ばば・ゆうだい)1995年(平7)11月7日生まれ、富山県出身の23歳。富山第一高を経て筑波大在学中の17年にA東京入り。同年の東アジア選手権で日本代表デビューを果たした。父・敏春氏もバスケの元日本代表選手。右利き。1メートル98、90キロ、足のサイズは30.5センチ。血液型はAB。

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