貴景勝、16日から巡業合流へ　左大胸筋のケガ「昨日よりもいい」

若い衆を背負い下半身を鍛える貴景勝
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　大相撲秋場所で大関復帰を決めながら千秋楽で左大胸筋を痛めた貴景勝（23＝千賀ノ浦部屋）が2日、静岡県浜松市で行われる秋巡業（16日）から合流する考えを明かした。

　この日、東京都台東区で行った同部屋での朝稽古後、「ケガをした時、秋巡業は無理だと思ったが、いい方向に進んでいる。浜松ぐらいから出たい」と途中合流の意向を示した。

　稽古を再開した前日は患部への負担を避けたが、この日は手に持つウエートを上下運動させるなど一歩前進。左胸周辺の内出血の色も若干薄れてきており「昨日よりもいい」と安どした。夏巡業は膝を痛めて全休。その思いもあり、「巡業しか来られない人もいる。応援してくれる人に顔を見せるのも力士の仕事」と意欲を見せた。