松野明美さん 小出さん死去に「励ましの言葉、何とも言えない笑顔が父親のよう」

[ 2019年4月24日 14:22 ]

松野明美さん
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 佐倉アスリート倶楽部(AC)の小出義雄さんが24日、死去した。80歳だった。親交のあった1988年ソウル五輪・女子1万メートル代表で元マラソンランナーの松野明美(50)さんは同日放送のフジテレビ「情報直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・45)に電話出演し、小出さんについて「励ましの言葉、何とも言えない笑顔が父親のよう」と偲んだ。

 松野さんは「1年くらい前から体調が悪いと聞いていましたが、ショックでびっくりしています」と突然の訃報に驚いた様子。現役時代、よく長期的な合宿で一緒になったといい、「マラソンは忍耐力が大事だということで、厳しかった練習を思い出します。ただ、練習以外の時の“今度は日本最高記録出るぞ”とかの励ましの言葉、そして何とも言えない笑顔が私たちにとっては、父親のような感じで苦しい練習も乗り越えることができました」と振り返っていた。

 小出さんは明るく豪快な性格と素質を見抜いて褒めて伸ばす指導力で知られ、多くの名選手を育てた。教員を23年間務めた後、1988年に実業団のリクルートなどの監督を務めた。マラソンで92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅メダルを獲得した有森裕子さん(52)や2000年シドニー五輪金メダルの高橋尚子さん(46)らを育成した。

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2019年4月24日のニュース