NBAドラフトのアーリーエントリーに233人が手続き完了 ゴンザガ大からは八村ら5人が申請

[ 2019年4月24日 16:51 ]

トップ指名が確実視されているデューク大のウィリアムソン(AP)
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 NBAは23日、米国内の大学4年生以外で、ドラフトでの指名を可能にする「アーリーエントリー」に233人が申し込んだことを明らかにした。

 米国の大学生と米国の大学に所属する外国の選手が175人で、2019年に19歳以上となる海外クラブ所属の外国の選手が58人。ゴンザガ大の八村塁(3年)は前者のカテゴリーに入っており、同大学からは八村同様に1巡目指名が予想されているブランドン・クラーク(3年)のほか、ザック・ノベールJR(2年)、フランス出身のキリアン・ティリー(3年)、そして締め切り直前にセルビア出身のフィリップ・ペトルセフ(1年)がチーム5人目の選手として手続きを終えた。

 ドラフトは6月20日にニューヨーク州ブルックリンで開催。指名されるのは2巡目までの60人のみで、アーリーエントリーの選手だけでも3・88倍というきびしい“競争率”となっている。

 ただし各球団の動向をうかがいながら5月29日までなら、今ドラフトからの“撤退”が可能。この場合には進級して来季も全米大学体育協会(NCAA)の公式戦に出場することが可能になる。

 目下のところ、年間最優秀選手に輝いたデューク大のフォワード、ザイオン・ウィリアムソン(1年)が全体トップで指名されるのは確実。マーリー州立大のガード、ジャー・マラント(2年)が2番目、ウィリアムソンのチームメートだったデューク大のフォワード、R・J・バレット(1年)が3番目で指名されると予想されている。

 しかし4番目以降はどのチームが指名するかで流動的。八村は1巡目の10番台中盤から20番台前半での指名ではないかと見られている。

 なおプレーオフに進出できなかった14チームを対象にして行われるロッタリー(電子抽せん)は5月14日に行われ、1巡目の指名順が確定する。

 アーリーエントリーを申請した大学別の主な選手は下記の通り。☆は上位指名候補

 ▼バージニア大(NCAAトーナメント優勝校)=タイ・ジェローム(3年)、☆ディアンドレ・ハンター(2年)、カイル・ガイ(3年)、ママディ・ディアキーテ(3年)
 ▼テキサス工科大(同トーナメント準優勝校)=*ジャレット・カルバー(2年)
 ▼オーバーン大(ファイナル4進出)=ジャレッド・ハーパー(3年)、チュマ・オケケ(2年)
 ▼ミシガン州立大(ファイナル4進出)=ニック・ウォード(3年)
 ▼デューク大=☆ザイオン・ウィリアムソン(1年)、☆R・J・バレット(1年)、☆キャム・レディッシュ(1年)、マーケス・ボールデン(3年)、ジャービン・デローリエー(3年)
 ▼ゴンザガ大=☆八村塁(3年)、☆ブランドン・クラーク(3年)、ザック・ノベールJR(2年)、キリアン・ティリー(3年)、フィリップ・ペトルセフ(1年)
 ▼ノースカロライナ大=☆ナシール・リトル(1年)、☆コービー・ホワイト(1年)
 ▼ケンタッキー大=☆ケルドン・ジョンソン(1年)、☆P・J・ワシントンJR(2年)、☆タイラー・ヒーロ(1年)、エル・モンゴメリー(1年)、ニック・リチャーズ(2年)
 ▼テネシー大=☆グラント・ウィリアムス(3年)、ジョーダン・ボーン(3年)
 ▼バンダービルト大=☆ダリアス・ガーランド(1年)
 ▼マーリー州立大=☆ジャー・マラント(2年)
 ▼オレゴン大=☆ボル・ボル(1年)、ルイス・キング(1年)、ケニー・ウーテン(2年)
 ▼テキサス大=☆ジャクソン・ヘイズ(1年)
 ▼インディアナ大=☆ロメオ・ラングフォード)
 ▼南カリフォルニア大=☆ケビン・ポーターJR(1年)
 ▼ミシガン大=ジョーダン・プール(2年)、イグナス・ブラデイキス(1年)、チャールズ・マシューズ(3年)
 ▼カンザス大=シルビオ・デソーザ(2年)、ディボン・トットソン(1年)、クエンティン・グライムス(1年)、デドリック・ドーソン(3年)
 ▼ギニア=☆セクー・ドゥンブヤ(フランスリーグ所属)

 

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