栃ノ心　決意の30番　大関復帰へ「ケガをしないように」

大相撲春巡業

　この日から関取の本格的な稽古が始まったが、幕内の申し合いで三役以上は取らなかった。

　その中で大関から陥落が決まった栃ノ心は十両の水戸龍、貴ノ富士らを相手に30番近く胸を出した。右太腿の肉離れなど負傷に泣かされているが「相撲が取れないわけじゃない」と精力的。関脇で迎える夏場所は10勝以上で大関に復帰する。「少しずつ汗をかいて、ケガをしないようにやっていく」と土俵上で感覚を取り戻していく。