フッカー坂手 FW随一のハードワーク 伸びしろも期待

[ 2019年3月20日 11:00 ]

ラグビーW杯日本大会開幕まであと半年 激アツ代表争い

成長を実感している坂手(下)
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 フッカー坂手淳史(25=パナソニック)は昨年11月のテストマッチ3連戦で2番を獲得。W杯優勝候補のニュージーランドとイングランド、日本が開幕戦で対戦するロシアとの対戦を通じ、これまでにない経験を積んだ。サンウルブズでも開幕戦から出場中で激しいタックルとワークレートの高さはFWでも随一。「スーパーラグビーの高いレベルでもフィットしている。自分でも成長していると感じる」と語る。

 ラインアウトの生命線となるスローイングはやや安定感を欠くが、本人も「もっと周りとコミュニケーションを取りたい」と克服への意欲は十分。ジョセフHCも山下とともにサンウルブズでの活躍を認めており、伸びしろも楽しみな存在だ。

 ▽フッカー争い 実力、実績ともに頭一つ抜けている堀江(パナソニック)は昨年10月に右足舟状骨を骨折。今春の実戦復帰を見込んでおり、万全ならば3度目のW杯は確実だろう。坂手に期待されるのは、2番争いで堀江を脅かす存在になること。左プロップでもプレーできる堀越、北出(サントリー)にもチャンスがある。

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2019年3月20日のニュース