箱根駅伝 青学大5連覇阻止もくろむ有力校 東海大に強力3年生、若さあふれる早大

[ 2019年1月1日 17:30 ]

第95回箱根駅伝

初優勝を目指す東海大の(左から)阪口、鬼塚、関、館沢
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 第95回箱根駅伝は2日午前8時、東京・大手町をスタートし、2日間にわたって10区間217・1キロで争われる。有力校が青学大の5連覇ストップをもくろんでいる。

 《東海大》“黄金世代”が青学大5連覇を阻止する。「速さを強さへ」をテーマに1年間取り組んできたが出雲、全日本と青学大の後塵(こうじん)を拝した。秋以降、ロードの練習を重視してきた両角速監督は「10人エントリーした3年生が機能するのが大事になる」と予想。その3年生の中でも、全日本から復帰した鬼塚翔太は「ケガで苦しい一年だったが、区間賞で流れを引き込める走りをしたい」と走りでこれまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすつもりだ。

 《早大》16人のエントリーメンバー中、1年生5人と若い伝統校が、フレッシュパワーで上位を狙う。スーパールーキー中谷雄飛を筆頭に力のある1年生が名を連ねた。中谷は「大迫さんの学生時代を超える選手になりたい」と先輩でマラソン日本記録保持者・大迫傑以上の活躍を誓う。相楽豊監督も「私がチームに関わって以来、こんなに1年生が入ったチームはなかった」と話しており、若い世代がチームを3位以内に押し上げる。

 《帝京大》ファイアレッドの集団が過去最高順位の3位以内に照準を合わせている。中野孝行監督は「今まで以上のチームができている。全員がキーマンです」と意気込んでいる。出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに歴代最高の5位と3強を脅かす存在になっている。エース畔上和弥(4年)を中心に1万メートル上位10人の平均は28分57秒72と戦力も整っている。中野監督は「(オーダーは)どこでも誰でも入れられる状況です」と自信を見せた。

 《駒大》“平成の駅伝王者”が平成最後の箱根で下克上を狙う。今季は予選会からの苦しいスタートとなったが、2位に7分差をつける圧倒的な力でトップ通過。目指すは予選会から勝ち上がり13年の本大会を制した日体大の再現だ。堀合大輔主将も「自分たちもできると思う」と意気込んでいる。下級生の底上げも図ってきた大八木弘明監督は「スタミナとスピードのバランスが良くなってきた」とチームづくりに手応えを感じている。

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2019年1月1日のニュース