碧山　自己新幕内８連勝　気合＆３重ケア万全、独走許さん！

大相撲九州場所１０日目 （ 2018年11月20日    福岡国際センター ）

突っ張りで宝富士（右）を攻める碧山（撮影・岩崎　哲也）
Photo By スポニチ

　碧山が自己記録更新の幕内８連勝で勝ち越しを決め、貴景勝との１差も守った。宝富士をマシンガンのような短く速い左右の突きで攻め、押し込んだところで思い切ってはたいて決めた。「（朝）稽古から気合を入れて、場所に入れている」と、気持ちも乗っている。

　３重ケアも効いた。２００キロ近い巨体で気道が狭くなりやすいため、夏から「シーパップ」と呼ばれる鼻に装着して空気を送る呼吸補助器を使用。浅かった睡眠が深くなった。今場所途中から、フィギュアの宇野昌磨が使っている磁気ネックレスも採用し肩付近の筋肉が凝るのを予防している。前日は旧知の整体の先生に、今場所初めて部屋へ来てもらった。「足が疲れたら腰が高くなるからね」。昨年名古屋場所で１３勝を挙げた実力者。独走は許さない。