小祝 上々の3差7位、今度こそツアー初勝利へ「パット次第」

[ 2018年11月3日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日 ( 2018年11月2日    滋賀県 瀬田GC北C=6659ヤード、パー72 )

TOTOジャパンクラシック第1日 1番ホールでティーショットを放つ小祝(撮影・成瀬 徹)
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 今大会初出場の小祝さくら(20=ニトリ)がボギーなしで68をマーク、3打差の7位と好発進した。同組の米ツアー勢に引っ張られ、4バーディーを奪取。前週の樋口久子・三菱電機レディースで今季4度目の2位に終わった“シルバーコレクター”が初勝利を目指す。

 黄金世代の筆頭候補がしっかり結果を出した。同世代で最上位の賞金ランキング7位につける小祝が68を出して、日本人2番手の好スタート。「寄せてバーディーがあまりなくて、パー5もそんなに取れていないんですけどね」。自己評価はやや辛口も、1番パー5では2打でグリーン近くまで運び、2メートルに寄せてバーディー。7番は5メートル、16番は4メートルのパットを沈めてスコアを伸ばし、ボギーは一つもなかった。

 ペアリングに恵まれた。18ホールを一緒に回ったのは今年7月のソーンベリークリーク・クラシックを米ツアー史上最多アンダーパーの31アンダーで制した金セヨン(韓国)と、メジャーを含む米ツアー2勝のダニエル・カン(米国)。「金さんはあの体格で凄い飛ぶ。カンさんはショットがキレキレでヘッドスピードが凄かった。自分もしっかりついていかないと、と思いました」。結果、67を出した金セヨンと69のD・カンに匹敵するスコアを出した。

 コーチが同じ縁で、練習ラウンドは上田桃子、比嘉真美子の3人で回ることが多い。その時も先輩のプレーをじっと観察する。見て吸収するのが流儀だから、米ツアー勢と回れる今大会は自分が成長するチャンスだ。残り2日。「パット次第ですかね」。今季は2位の惜敗が4度もあった。届きそうで届かない初勝利。機運は高まってきた。

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2018年11月3日のニュース