体操日本女子は6位、異例のオーダーも東京五輪出場枠に届かず 村上「満足いかない」

[ 2018年10月31日 00:06 ]

体操・世界選手権第6日 ( 2018年10月30日    カタール・ドーハ )

平均台の演技をする村上(AP)
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 女子団体総合決勝が行われ、日本は160・262点で6位となり、3位までに与えられる20年東京五輪の出場枠は獲得できなかった。来年のシュツットガルト世界選手権で出場枠を目指す。米国が金メダルを獲得した。

 宮川紗江が告発したパワハラ問題で職務停止中の塚原千恵子・女子強化本部長に代わって、今大会で指揮を執る田中光監督は、決勝で異例のオーダーを組んだ。各種目、5人のメンバー中、3人が演技できるが、腰痛を抱える杉原愛子と梶田凪を外し、村上茉愛、寺本明日香、畠田瞳の3人を全4種目で起用した。

 前半2種目を終えて、3位・中国と1・868点差の6位につけた。だが、3種目目の跳馬で寺本が着地で大きく乱れ、最終種目の段違い平行棒でも寺本の右手がバーから外れるミスがあって後退。66年大会の銅メダル以来、52年ぶりとなる表彰台を狙って諦めずに演技したが、及ばなかった。

 ▼村上の話 (6位に)満足はやっぱりいかない。日本の強みであるミスをしない、質の高い演技を今回出せなかった。誰かを責めるわけじゃなく、全員が強くなれば勝てるところにいく。出られなかった選手は「出たかった」と言っていたし、期待に応えられなくて申し訳なさはあるけど、信頼してもらって4種目全部出られている。そういう風に見てもらっていることを自信に変えて、取り組んでいきたい。

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