伊調馨、復帰戦Vに王手 先制許すも逆転勝ち 全日本選手権の出場権獲得

[ 2018年10月14日 12:30 ]

<全日本女子オープンレスリング選手権・57キロ級(準決勝)>至学館・沢(右)を攻める伊調(撮影・吉田 剛)
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 五輪女子初の4連覇を達成したレスリングの伊調馨(34=ALSOK)がリオ五輪以来2年ぶりの復帰戦で優勝に王手を懸けた。

 14日、静岡・三島市民体育館での全日本女子オープン57キロ級に出場。1回戦をわずか38秒で勝ち上がると、2回戦では全日本学生選手権2位の沢葉菜子(至学館大)と初対戦した。

 開始30秒、両足タックルからテークダウンを許して2点を失ったが、そこからすぐに背後に回って2点を奪い返した。同点で迎えた第2ピリオドでペースアップ。開始1分も経たないうちにがぶってからバックに回ってのテークダウン、さらにアンクルホールドからローリングを2度目決めて突き放した。最後もがぶってからのエビ固めで相手を抑え込み、4分36秒でフォール勝ち。敗れた沢は「最初に点数が取れてよかったが、その後の組み手がやっぱりうまかった。組み手のさばきが凄い」と脱帽した。

 決勝では昨年の全日本選手権5位の望月芙早乃(24=自衛隊)と対戦する。また、伊調は2位以内が確定したため、東京五輪につながる来年の世界選手権代表の1次選考会となる12月の全日本選手権への出場権を獲得した。

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