足立区出身の空手女子・山田沙羅 地元大会でイメージアップ大作戦?!

[ 2018年10月10日 15:38 ]

10月12日に開幕する空手1プレミアリーグ東京2018に出場する(前列左から)荒賀龍太郎、喜友名諒、清水希容、染谷香予、(後列左から)香川幸允、西村拳、篠原浩人、小崎友碁、宮原美穂、山田沙羅、森口彩美、植草歩
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 空手のプレミアリーグ最終第7戦、東京大会(12〜14日、東京武道館)に出場する日本代表の壮行会見が10日、東京都江東区の全日本空手道連盟の本部で行われ、日本代表選手計12人が出席。組手女子55キロ級代表の山田沙羅(大正大職)は大会を通じて、“足立区イメージアップ大作戦”に打って出ることを誓った。

 国際大会であるプレミアリーグが東京で開催されるのは今回が初めてで、東京武道館は山田の地元である足立区に所在する。小6の時、初めて全国優勝を果たしたのも東京武道館で、今も同区内にある足立一友会で毎日稽古を積む。足立区が生んだ20年東京五輪の代表候補は「地元の足立区で、普段国際大会を見に来られない道場生や家族に最高のパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語った。

 足立区と言えば下町人情の厚い住宅地で知られるが、一方で治安の悪さが多くのメディアで取り上げられるなど、マイナスイメージもつきまとう。山田は「そんなことないですよ!」と強調。足立区で生まれ育った自分の活躍次第では、区のイメージアップにもつながるだけに「大会を通じてイメージをよくしてもらいたい」と話した。

 今大会は11月の世界選手権(マドリード)に向けた前哨戦でもあり、東京五輪の出場権を懸けたポイントレースでもある。9月のプレミアリーグ第6戦(ドイツ)の前に故障した右足はまだ完治していないが、「逆に無駄なことができない。プラスに捉えている」と前向き。慣れ親しんだ地元で世界選手権へ向けて弾みを付ける。

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2018年10月10日のニュース